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FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

人工的に細菌の全ゲノムを合成することに成功したらしい

DNAを合成してマイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)の全塩基配列を合成することに成功したニュースが流れてた。

どこの研究所かなと思ってみたらJ. Craig Venterのところだった。上のニュースで、インタビューに対して、

「最初の合成生命体を作成するためには3つの工程が必要だが、これはそのうちの2番目だ。今回は、完全な染色体の合成が実現した。合成生命体の完成に必要な残りの1つの工程は……これを細胞内で『起動』させることだ」

と答えているが、「あれ、起動させることってもう成功してなかったっけ」と思ったら、起動に成功したのはある細菌のゲノムをほかのゲノムに移行させて起動させることだけで、人工的に合成した生命体の起動には成功してないっていう意味らしい。つまり、上のニュースでもあるけど、

  1. ある細菌のゲノムを異なる種類の細菌に入れて起動させる。(Genome Transplantation in Bacteria: Changing One Species to Another)
  2. ある細菌のゲノムを人口的に合成する。(Complete Chemical Synthesis, Assembly, and Cloning of a Mycoplasma genitalium Genome)
  3. 人工的に合成したゲノムを最近に入れて起動させる。<-イマココ
  4. どのような組み合わせがゲノムが起動する最小セットなのかを決定する。

という戦略なのかな。俺が大学院にいるころにわかに盛り上がりはじめた合成生物学だけど、ちゃくちゃくと研究は進んでいるんだなーと思った。