読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

ブロガー向け製品発表会 〜Thinkpad X300の場合〜

本日、Thinkpad X300が発表されました。

このThinkpad X300に関してブログを始めてから、はじめてブロガー向け製品発表会というものに行ってきたので、簡単に時系列で経緯を説明したいと思います。

2月19日にテキスト・ワンハンドレッド・ジャパンの方から「ThinkPad Xシリーズ新製品ブロガー向け製品説明会」にいらっしゃいませんかという丁寧なメールをいただきました。そもそもテキスト・ワンハンドレッド・ジャパンという会社を知らなかったので、URLを調べたところレノボジャパンのPRを担当しているということが書かれてあり、なるほど今のマーケティング会社はブロガー向け発表会も仕切るのかとちょっと驚きました。

2月26日に「ThinkPad Xシリーズ新製品ブロガー向け製品説明会」というのを行うので、是非参加していただきたいとのこと。確かに会社でも周りのVAIO軍団をさしおいてThinkpadを使っている僕ですが、それにしても現在一日のアクセス数が1000程度のサイトにメールを送ってくるということは結構たくさんの人にメールを送っているのかなとそのときは思ってました。Thinkpad X300自体とブロガー発表会というものがいったいどんな風に行われるのかという興味から、本日、会場に行ってみました。

そんなわけで、今日、仕事を早めに切り上げ会場に到着。見回してみて驚いたのですが、席が16席しかありません。てっきり40人くらいの規模でブロガーを集めて話すのかと思っていたのですが、この様子だとかなりブロガーを限定している様子です。開始直後に見回してみましたが、ブロガーサイドの参加者は10人。対してスタッフはlenovoのエンジニア、プロジェクトマネージャーが合計3名、運営スタッフがおよそ5名程度ですから、10人に対して8人のスタッフが対応に当たっていることになります。これはなかなかおもしろい比率です。

まず、ThinkpadのチーフエンジニアよるThinkpad X300の説明が会ったのですが、聞いた内容で印象的だったのは以下の通り。内容は30分ほど。

  • 13.3インチ液晶(WSGA+)とLEDバックライトの組み合わせで良好なディスプレイ環境を確保しつつ、重量を抑えて薄くして耐久性をアップ。
  • 質感にはとことんこだわった。触った感覚はThinkpad 600に似ていると参加してたブロガーが口々に言っていたのを受け、エンジニアの方がうれしそうにそうなんですと言っていたのが印象的だった。みんながみんなThinkpad600のことを口にするってどんだけ濃い面子を集めたんだよ(笑) 参考:ThinkPad 600 - Wikipedia
  • 64GのSSDは2.5インチ5400rpmのHDDと比較してベンチマークで3倍以上の性能差を出す。MacBook AirがSSDにしても性能が伸びないのはやはりシステムレベルで性能に制限を掛けているのかな。
  • キーキャップのコーティングにもとことんこだわった。摩耗耐久性が当社比なんと3倍。いつもコーティングがすりきれていたので、これはうれしい!
  • 筐体を大きくしても剛性は維持。むしろ新しい素材に積極的にチャレンジしたので剛性UP。

そのあと、質疑応答に移行して、これが15分ほど。今後の開発計画については何もしゃべらないスタンスが徹底してましたが、これは企業としては当然の対応ですね。「排水にも自信があるとのことですが、今、水をかけてもいいですか?」という質問をしたブロガーがいて、「無茶言うな(笑)」と思いつつwktkが止まりませんでした。ただ、「本日はそのようなデモを行う体制が整っていないので、ご容赦願いたい」という大人な回答。あとで、エンジニアの人がこっそり「今、これに水をかけても、本当は大丈夫なんですよ」と言っていましたがw いろいろブロガーの方はX60で頻発していた発熱の問題をつっこんでいました。

その後、実機を触りながらの説明が15分ほど。やっぱり質感には相当こだわっているみたいですね。特にThinkpad X300は最低でも30万円以上する先進的なユーザを対象としたフラグシップ機。このあたりのこだわりは相当のものでしょう。実際、コーティングがすばらしかったです。

  • Thinkpad X300の解体済みパーツいろいろ


  • Thinkpad X300実機

これで説明会自体は終了したのですが、全体的に人数が少ないだけに丁寧な印象のある発表会でした。ブロガーというよりはThinkpadを使い込んでいる先進的なユーザとして招待したのかもしれませんが、ブロガー10人に対して8人のスタッフで対応というのは驚きです。あのスタッフの数なら20人くらいでもさばくことが出来たと思うのですが、ブロガー発表会でなにか問題があると一瞬でそれが広がってしまうので、問題が起きない程度の規模で実験的に開催してみたのかもしれません。Thinkpad X300のようなこだわりのあるプロダクトは手にとってもらってナンボだと思うので、これはこれでアリかもしれませんね。

さて、Thinkpad X300ですが、この「ThinkPad Xシリーズ新製品ブロガー向け製品説明会」でどのくらいの効果を見込んでいるのでしょうか。まず、Thinkpad X300は決して大量に売ることを目指した機体ではなく、Thinkapd Tシリーズにおけるpのようにフラグシップ機として先進的なユーザをターゲットにしています。なので、大量にCMを投下するというよりは、日産スカイラインのようにターゲットを絞った展開を狙っている可能性があります。そういう意味では、ブロガーの人数を絞って多くの時間を実機に触って貰い一人あたりの満足度を上げるというのは、実験的な試みとしてなかなか良い狙いのような気がします。僕もいろいろ質問することが出来、思う存分触れたので会場に脚を運んだ甲斐はあったな、と思いました。このあたりの効果は専門のマーケッターに判断していただきたいところです。

ブロガー向け説明会自体は、恐らく公式発表用の資料を使って行っていたのですが「耐久実験の映像を見せる」、「目の前で水をかける」というようなインパクトのある発表を行うと、もっと印象に残る説明会が可能かと思います。Appleも水を掛けたり、封筒に入れたりいろいろやってますね。この辺りは、正式な記者会見と違うことを行うのは難しいのかもしれませんが、プロダクトのすごいところを実際に見せるというのは効果的だと思うので、是非実現してほしいです。まぁ、ブロガー発表会より正式な発表会でやるべき事かもしれませんが。

あと、これは家に帰ってblogを書くためにThinkpadの公式ページ見て気づいたおまけなのですが、Thinkpadの公式ページのURLがすごくわかりにくいです。(X300ならこんな感じ -> http://www-604.ibm.com/webapp/wcs/stores/servlet/CategoryDisplay?storeId=10000392&catalogId=-392...さらに続く) これはさすがにGoogle先生も公式ページとは言えThinkpad X300で検索した時にトップに持ってくるのは憚れるのではないかと。現在「Thinkpad X300」を検索すると最初に出てくるのはスラッシュドットの記事のようですし、このあたりのURLの整理はSEO的に重要な課題ですね。

さらに、こちらはTwitterで知ったのですが、POLAR BEAR BLOGの方も会場にいた様子。Polar Bear Blog は僕と違って丁寧なレビューを書くblogなので良いセレクトですね。

しかし、薄いし、軽いし、質感もいいし欲しいなー。値段がなんとかならないものか。