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FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

スーパーハッカーに週3日だけ働いてもらうサイボウズ・ラボの就業形態

いままで、実際にどんな仕事をしているのか謎な会社だったサイボウズ・ラボですが、ついに本社のサイボウズと絡みそうな告知がありました。

こちらのブログで次世代のサイボウズ Office の開発日記を書くことになりました。サイボウズ・ラボでは、そんなこともやってます。

なるほど、こうやって次々世代くらいのソフトウエアの基盤技術を開発するという位置づけでしたか。てっきり、名前のしれたハッカーを社内にとどめておくことでサイボウズ本社の知名度を上げる戦略をとっているのかと思ってました。

サイボウズ・ラボをご存じない人のためのに簡単に説明すると、Web業界のそうそうたるメンバーを集めて、勤務時間の50%は好きなことをやらしているという会社です。

例えば、メンバーの秋本さんなどは週3日出社のようです。

週3日出社となりました。残りの日はhttp://akimoto.jp/blog/で活動しています

はてなで働いていたid:higeponさんも、傍目にはSchemeのVMばっかり開発しているように見えます。

しかし、このスーパーハッカーに週3日だけ働いてもらうという戦略は、結構今の時代に即したいい就業形態なのかもしれません。たとえばRuby on Railsで知られる37signalsは週4日勤務ですし、そこから一歩踏み出して、週の過半数は好きなことやっていいから3日くらいは働いてねという方針も結構能率的なのではないかと思います。

もちろん週3日勤務だと、一つのプロダクトを一から作り上げるということは難しいと思います。僕の勤務している会社では総勢1000人以上のエンジニアが一つのプロダクトの開発を行っていますが、こういうプロダクトを一から作りあげるということになると週3日勤務は向いてません。ただ、次々世代くらいのサービスの基盤技術の開発ということであれば、納期もシビアなわけではないですし、むしろ週3日くらい働いて、残りは書籍の執筆とかいろいろ好きなことをやってもらって幅を広げてもらった方が会社としても得なのではないかと思います。

また、会社は大きくなればなるほど、異質な文化を許容しなくなっていきます。普通の感覚では、サイボウズの社員などは、「俺たちの稼いだ金使って、何好き勝手なことをやっているんだ」とか考えそうです。ただ、普通の会社とは明らかに異質な形態をもつ会社を抱えているというのも、超長期的視点で見ればプラスになると判断したのかなと思います。

サイボウズはなかなかおもしろいことをしてるな、と思いました。

[追記]制度として週3日という訳ではなく、交渉次第で週3日にすることも出来るよっということらしいです。なるほど。

サイボウズラボに関する誤解が広がっている気がするんだけど、勤務形態が交渉次第で柔軟に設定できるだけであって制度として社員全員が週3日勤務なわけではないよ。っていうか同期に「ラボって週3日勤務なの?!」って言われるから勘弁してw