読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

キャズム会議での増井俊之語録

本日、キャズム会議こと「第4回 ネットと家電のキャズムを超えろ!会議 〜ヤフー×AQUOS 大手Webサービスと家電の連携が生むもの、めざすもの〜」に参加してきました。

いつも通り、おもしろい内容だったのですが、会議のかなり後半にPoBoxやiPhoneの文字入力システムを作った増井俊之さんが特別ゲストとして登場したのにはびっくりしました。

しかも僕の隣の席に座っていました (笑) ちらっと隣を見ると、増井さんはEeePCとE-mobileを利用しており、あれ、Macじゃないのかと思った次第です。

キャズム会議の議事録自体は多くのblogで取り上げられると思うので、ここではキャズム会議での増井さんの発言を紹介したいと思います。そもそも、増井さんはキャズム会議の最後の最後で登場したので、そこまで多くの発言はしていないのですが、それでも切れ味抜群のいい意味で空気を読まない発言をしていました。以下の語録は、録音したわけではないので、正確ではないかもしれませんが、ニュアンスははずしてないと思います。

TVの横にPC置いてTVとPCつなげばいいよ

TVとネットの連携を題目にし、Yahoo!、AQUOS関係者がいる前での最初の発言です。家ではTVの横にMac Miniを設置しているとのことで、TVなんかでネットの情報見るより、直接TVにPCつないでしまえばいいという発言。まぁ、しかし、これ確かにそうなんですよね。ネット好きが自分のやりたいことをテレビでやろうとするなら、この方法が一番てっとり早い。インターフェースはどうしますかというその後に続いた質問に対して「Apple Remoteでだいたいできるし、どうしても出来ないことがあったらそのためのインターフェースを書いてしまえばいい」という発言も素敵でした。その後にただよった、「そりゃ、増井さんならいくらでも書けるだろうけどさ」という空気がたまりませんでした。

リモコンという呼び名をそろそろ止めませんか

これは、TVとネットの連携の時に必ず話題になるリモコンでの入力が面倒だという話題が出たときの発言。増井さん曰く、「リモコンというものは機器をリモートでコントロールすることが前提となっている。そうではなくて、機器とは関係なく自分がやりたいことを実現するための最適なインターフェースが必要だ」というような趣旨のことをおっしゃっていました。これはインターフェースの専門家っぽい意見ですね。「リモコンという考え方だと機械の仕組みを熟知していないと操作ができない。本当は、機器ではなく、自分がやりことを簡単に行えるためのインターフェースを設計するべきだ」というような発言をしていました。

チャンネルを変えたときに、どうして変えたのかを入力させれば簡単にリコメンド機能は作れますよ。

「リコメンド機能とかは今の技術でも作れるんでしょうか?」という質問をされたときの回答です。つまり、人間がチャンネルを変えるという行為には番組がイヤ、つまらなかった、おもしろかったけど他にも見たい番組があった、面白かったが他に予定があったみたいな理由があり、その情報を取得すれば正確にリコメンド出来るということでした。これは確かになーっと感心しました。

まとめ

増井さんは全体を通して、おそらくほんの数分しかしゃべらなかったと思うのですが、それでもその一語、一語が刺激的でした。講演などあれば、是非話を聞いてみたいと思うとともに、このような感性からPoBoxなどが産まれてきたのかと感心した次第です。増井さんと岩佐さんで「家電の未来」みたいなテーマで次のキャズム会議をやってほしいです。めちゃくちゃおもしろそう。

[追記] そういえばAppleを退職したような趣旨の発言が岩佐さん&増井さんからあったのですが、こちらの真偽は不明でした。