最近考えているcoRocketsがコンテンツアグリゲータとして果たすべき役割、僕がコンテンツアグリゲータに必要としている機能について箇条書きにしてみる。
専用のAV機器で動画、音楽、画像を見る
たとえばPS3に搭載された各種ノイズリダクション、アップコンバート、シーンサーチといった機能はブラウザを基本とするビュー環境では期待することは出来ない。コンテンツアグリゲータで取得されたコンテンツは専用のAV機器で再生可能にする必要がある。ただ、勘違いしてはいけないのは多くの人はそこまで画質や音質を求めている訳ではないので、ブラウザで充分という人ももちろんいる。そもそもPS3やAVアンプ、大型液晶テレビを持っていない人の方が多い。
殆どの人はPS3を持っていないよ
さて、これは問題である。coRocketsがメインターゲットとするのはPS3であるが、多くの人はPS3を持っていない。これに関してはちょっとアイディアがないのだが、id:kawatanが作ってくれる素晴らしいGUIがソフトウェアを利用するモチベーションに期待したい。
あとこれはまったく関係ないけど「レジスタンス2」、「モーターストーム」が面白い。両方ともPS3のパワーをフルに使った傑作だ。PS3を持っていない人はこれを機会に是非買って欲しい。
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リビングで気の効いたネットコンテンツを見る
リビングで見たいメディアコンテンツはたしかに存在する。気の利いた音楽、家族の写真、人気のPVなどである。これらはPCよりもむしろリビングでくつろいだ状態で大型液晶テレビで見たい。これらの気の利いたコンテンツが勝手に取得されていて気が向いたときにみられることが重要である。その点で、iTunesのGeniusのようなレコメンデーションは必要となってくるかもしれない。そのためには匿名でかまわないので大量の視聴履歴、プレイリストの情報が必要となる。
一般家庭に常時起動するPCはない、家庭用サーバは普及しない、ターゲットはネットブック
たぶん家庭用サーバは日本には普及しない。ネットブックのようなノートパソコンが主流になってくると思う。そのときに動作保障しなかればいけないのはWindows XPが搭載されたネットブックである。メモリは1GB程度、CPUも決して早くはない。そのような環境で動かす必要があるときトランスコードのようなリアルタイムでコンテンツのフォーマットを変換する方法が主流になるとは思えない。つまりflvからmp4をどのタイミングで行うか、ネットブックでその作業を実行出来るのかが問題である。
RSSを知らない人にも使える
多くの人はRSSを知らない。それが如何に便利な物であっても知らない。ポッドキャストを「チャンネル」のような一般用語に落として触れさせる必要がある。RSSを知らない人には触って欲しくないという考え方はハッカー専用のツールを作ってしまう。
まとめ
そんなわけで、箇条書きにしてみたけど12月末のリリースでは本当に最低限の機能しか入らない予定なので、ご期待に応えることはできないかもしれないが、とりあえずがんばりたい。