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FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

日本にとって最適な起業家精神とは何か

最近、飲み会の席などで日本にとっての起業家の価値、重要性が話題になることが増えてきました。あと、以下の本などを最近僕が読んでいるということもあり、自分の中でホットなトピックになっています。この本自体は軽く読めて、なかなかおもしろくおすすめです。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義ティナ・シーリグ Tina Seelig

おすすめ平均
stars難しいことではない
starsガチガチな頭を柔らかくする。
starsシンプルだけど難しい。でも変えられる。その権限も責任も自分にしかない。
stars良書!
stars20歳済んでも充分参考になる。

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ただ、こういう本を読んで、じゃー、起業バンザイというふうにはなかなかなることができません。そのことに関しては、以下のようなエントリーを過去に書きました。

確かにおっしゃるとおりで、グローバルな視点でイノベーションを起こすことができればそれはそれで最高なのですが、そもそも先駆的なベンチャーの例が日本にはプラットフォーム、Webサービスの部門でほとんど存在せず、多くは任天堂などのような古くからあるがイノベーションの種を社内に残した大企業であるため、実際にどうするべきなのかと考えた場合、考え込んでしまいました。

そんなわけで、最近考えていることをちょっと書いてみます。

Google、Twitter、Facebookを指向することのおこがましさ

もちろんITベンチャーだけがベンチャーのすべてではないのですが、Google、Twitter、Facebookのような企業が日本には起業家精神が足りないというテーマの引き合いに出される現状を考えると、やはり多くの人がこのような企業が日本から産まれることを期待しているのではないかと思います。
ただ、上で書いている通り、日本からこのような企業が産まれることを僕はもう無理なんじゃないかと思っています。というのも、これらの企業は、数千のベンチャーの失敗の上澄みに存在するいわば米国ベンチャー市場のダイヤモンドのような存在な訳です。そんな存在を日本のような、安定を是とし、転職もキャリアの中で数えるほどしか行われず、市場の流動性も低く、リスクを取るベンチャーキャピタルの分厚さもなく、なにより母国語が英語ではない日本のベンチャーが作れると考えるほうがおこがましいのではないでしょうか。

日本のITベンチャーの最高可能到達点とは

日本のITベンチャーの到達可能最高点を考えたとき、すでに日本に存在しており、現在もビジネスモデルが通用している企業の亜流というパターンはある気がします。例えば、任天堂は社員数一人当たりの利益はゴールドマン・サックスを上回る超優良企業。さらに、コンテンツと創造性という二つの要素で世界から外貨をかき集める理想的な企業です。このことについてはTwitterでもつぶやきました。

といっても、別に安易に任天堂を目指してそんな企業が作れると言っているわけではなく、なんか大量の失敗から目を出すというシリコンバレースタイルの起業システム自体があんまり日本にはなじまないのではないかと思います。というか、あれは日本以外でもなじまないんじゃないでしょうか?いろんな国が自分の国にシリコンバレースタイルの起業システムを作るという取り組みをここ数年していますが、成功したという話を聞きません。むしろ、欧州企業の巧みな資本戦略とポートフォリオにより市場を制圧していくスタイルがうまく廻っている局面を良く見るような気がします。日本で最近成功したITベンチャーといえばGREEやDeNAですが、この二つのベンチャーのスタイルもCMの投下量、資本により人気ゲームを引っ張ってくる部分などどちらかと言えば、この系統なんじゃないかと思います。

まとめ

まとめというほどまとめもないんですが、あとid:essaさんとやりとりした以下のテーマについてもまとめたいと思います。