昨日、適当に書いたエントリーが結構盛りあがっていて、なぜ住宅ネタのエントリーはこんなに簡単に盛り上がるのか不思議に思った。
Twitterなどでも話していたのだが、住宅の選び方についていろいろな派閥があり、しかも住宅は他人ごとではないので、絶対どれかに属しているのだから、何かと注目を浴びやすいのだろう。たとえば、ざっと思いつくだけでも以下のような派閥にお目にかかった。
ちきりん氏に代表されるローン組んで住宅買うなんでリスク(退職・転勤・病気などなど)高すぎるよね派
この派閥は最近一番多い。そもそもリスクというのは計算できないからリスクな訳でいくらでも不安材料はあげることができる。特に日本の人口が今後減り続けることが彼らの最大の強みだ!ただ、人口が減ると地方が維持できなくなり、都市部の人口が逆に増えるというレポートもあったりする。
akiyan氏のエントリーで一躍脚光を浴びた最近流行りの賃貸、特にURが最強だよ派
これはUR賃貸という更新手数料がかからず、かつリスクを最小限に抑えた今日本で最も民業圧迫していると言っても過言ではない機関を積極的に活用するいわばライフハックの一つに属する!
不動産屋に多い購入した人に対して、如何にそれがいけてない買い物だったかを説明したい派(結構多い)
安全圏からフルボッコにできるネタで大騒ぎ。ただ、購入した人はみんなほっとけや、と思っている。
たまにみかける賃貸というか自宅が最強に決まっているだろ派
まちがいなくこれは最強。グーの音も出ない。
逆にあまりネットでみないのは以下の派閥だ。
- 購入が最強に決まっている派
- 購入のリスクなんてたかが知れているだろ派
- 賃貸をディスりたい派
この人達を見かけないのは考えて見れば簡単で、購入している人はすでにリスクを背負ってしまっている訳で、それをいまさら自分で正当化しても、あまり説得力がでない。逆に賃貸はまだなんにもリスクを背負ってない訳で、購入した人(リスクを背負った人)をいくらでもディスることができる。これはネットでかなりうける。
しかも、購入した人は成功していたらわざわざそれを自慢して注目されたくないし、失敗していたらそんな恥を晒したくもない。よって、世の中に上記の情報は不動産情報誌以外、特にWebではあんまり見かけない。いや、もしかしたらアメブロあたりには溢れてるのかも、、、
というわけで、住宅ネタは定期的にながれるWebの風物詩くらいに考えてもらえばいいのではないかと思う。
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