今月号のGQをパラパラ眺めていたらAKBの2012年総括、2013年予測を秋元康×宇野常寛が対談していました。
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秋元:あのスキャンダル、スキャンダルといっても、ただ一緒に飲んで酔っ払っちゃって、普通の大学生にありがちなことなんだけど。
宇野:微笑ましいくらいですよね。
秋元:あれも含めて前田なんだよね。普通、あんなにいいカット撮れないでしょう。あんなにきれいにお尻が見える感じ、撮ろうと思っても撮れない。それも含めてすごいと思う。だから前田がいなくなった2013年がすごく楽しみ。巨大なブラックホールみたいなものがぽっかりできたわけだから。
なるほど。「きれいにお尻が見えた」っていう評価なんですね。このインタビューですが、AKBの知識人の評価としては、以下の山形浩生の良い感じのエントリーがあるのですが、この内容に関する良い反論にもなっているように感じます。
詳細は対談の方を見ていただきたいのですが、秋元康の気になったセリフをピックアップすると、
- (AKBのシステムは)アジアは全部行くと思う。
- だからAKBの最終目標って、大学の一般教養みたいにしたいの。
- (会いにいけるアイドルというコンセプトに関して)だから意地でも握手会をやっているの。あれがなくなったらホントにテレビでみるアイドルになっちゃうじゃない。
- いままでのアイドルは露出過多になると露出を控えて調整を図っていたんだよね。でも僕は違うと思う。どこまで行けるかやってみるのが面白い。(この結果、Google+で活発に発言させることで、どんなマニアでも全部の発言ややりとりは絶対に追い切れない圧倒的なコンテンツ量を作り出した)
まぁ、やっぱりAKBは過去のどのシステムと比較しても本当に異端だと思います。2011年の時は来年くらいで失速すると思っていたのですが、もう今はどのあたりに着地するのかも想像つきません。個人的に一番興味あるのは、「アイドルのまま年をとり続ける」ことに成功している麻里子様こと篠田麻里子の最終到達点です。