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FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

他のTech好きは2015年をどのように予測しているのか

この手の2014年振り返り、2015年予測記事では抜群におもしろかったので紹介。いくつか気になったポイントにコメントしてみます。

まずは2014年の振り返りからコメント。

インターネットのソーシャルメディア段階は終わった。もはや大手プラットフォームが磐石で、この分野にイノベーションの余地はあまりない。

これはもうFacebookの完全勝利でしょう。InstagramとWhatsappを買収したのが大きかった。というか、それがなければFacebookも盤石とはいえないと思うのですが、この2つを抑えたことで今の若年層が成長した時に利用される新しいソーシャルメディアを抑えた。ソーシャルメディアというのは、30歳-50歳近辺の一番金のある世代を抑えないと広告収入が上がらないが、じつはここを抑えにいくと、若年層のアプローチに問題がでる、要はおっさん臭くなることがわかっている。その解決策が一番むずかしいわけだが、Facebookはザッカーバーグの買収策一本でこの難題を解決した。これはもう完全に天才の仕事と言ってよいでしょう。良いCEOを持つことが如何に企業の長期的発展にとって重要かわかる一番のケースステディではないでしょうか。

資本市場がインターネットに移行した。いわゆるクラウドファンディングのことだが、グローバルなプラットフォームのアプリケーションで何十億もの人々が参加するものになった。

クラウドファンディングの可能性はもうすべてのプロダクトメーカーは避けて通れないでしょう。というか、クラウドファンディングで興味を引けないプロダクトは、何をしてもダメ、というコンセンサスがそろそろあるんじゃないですかね。

クラウドファンディングの良さって、「ユーザーにとって自分の生活に組み込んだ時のリアリティ」を訴求でき、それに納得できる人が買うっていう構図そのものが、今のアーリーアダプター向けの広告を代替できるという点にあると思います。このあたりの特性を考えると、新しいプロダクトを作るときに、まずはクラウドファンディングで評価を得るというプロセスがもっともっと2015年はメジャーになるのではないかと思います。

モバイル OS は iOS と Android の二頭寡占だが、後者は Google の Android とそれ以外の Android に分かれつつある。2014年に大躍進したのが Xiaomi で、彼らが米国進出したら新しい(そしてより良き) Samsung となり、面白いことになるだろう。

Xiaomiはインドでエリクソンに特許侵害で訴えられている件がありますし、どこかの特許プールを買収しないと米国進出は難しいでしょうね。

中国のよくわからない特許システムと違って、米国でそれやったら一発退場なので。Xiaomiもそのあたりはわかっていて、まずは訴えられるリスクの少ない途上国を攻めてシェアを広げるだけ広げる戦略を続けるのではないかと思います。でもXiaomiは開発体制とかユーザーサポートとか調べれば調べるほどおもしろい企業なので、一度きちんとまとめたいですね。

サイバー戦争、サイバー犯罪、サイバーセキュリティが間違いなく2014年の主要テーマとなった。これはもう目をそらすことはできなくて、これが新たな標準になる。

これは僕が2013年の時にも述べましたが、サイバー戦争、サイバー犯罪、サイバーセキュリティは2014年のホットトピックでしたね。

インターネットというシステムがこれまで善意で支えられていた部分が大きいわけですが、それでスケールできていた世界からいよいよインターネットの分断が中国以外にも発生してくるのではないかと思います。つまり、事実上は米国が抑えているインターネットの仕組みを他の国が回避する運動が目に見えてくるのではないかと。サイバーが国防にとっても重要になってくる昨今、この辺りのインターネットの分断とサイバー戦争がいよいよ本格的になってくるのが2015年になってくるかと。

つづいて、2015年のトピックを見てみましょう。

アメリカ市場へのアジアからの侵攻がメッセージング分野で起こり、LINE と WeChat がアメリカ市場でシェアを獲得する。

おー、これは結構すごい予想ですね。LINEはともかくWeChatがアメリカでヒットする可能性ってあるのでしょうか。WeChatの強みって、WeChatとセットになったアプリストア・サービスなどがAndroidプラットフォームをそのまま代替するサービス設計だと思っていたのですが、このあたりの機能はアメリカではかなり嫌がられているという認識です。

その点、LINEはコンテンツ・スタンプなどプラットフォームにぎりぎり切り込まない部分を攻めているので、うまくやればチャンス大きい気がしますね。

もう一つハイプ先行の分野がウェアラブルだ。Apple Watch は iPod や iPhone や iPad のようなホームラン級の製品にはならない。ウェアラブル分野には多大な時間、エネルギー、金が投資されるが、それに見合う成果は2015年には得られない。

僕も、ウェアラブルは本当に大ヒットするというビジョンがなかなか持てない分野です。だってスマートフォンがありますからね。これ以上、何かコントロールしたり電源管理したり、所有したりするコストを他の人がはらうかというとものすごく魅力的ななにかがないと難しいのではないかと思います。で、その魅力を提案できる企業はいまのところ出ていない。

というわけで、Apple Watchなわけですが、これはもう完全にAppleのお手並み拝見でしょう。もしApple Watchをヒットさせたら、今後はApple様と呼ぶことにします。

まとめ

そんなわけで、トレンドとしても僕が感じていたこととかなりフィットしており、非常に面白い記事でした。上のようなトピックに興味あったら一読をおすすめします。