ちらほらgcc4.0に関する情報がネットの主要なニュースサイトで取り上げられはじめています。とりあえず、Fedora Core 4.0はgcc4.0を正式に採用し、そのビルドもgcc4.0で行うようですが、すげー大変なんじゃないかと思います。
とりあえず、本家slashdotに、GCC 4.0 Previewの記事が登場し、そこでcnetのこの記事を引いています。
"The primary purpose of 4.0 was to build an optimization infrastructure that would allow the compiler to generate much better code," Mitchell said.
と書いてあるとおり、gcc4.0の主な目的は、gcc3.4がgcc3.3からバージョンアップしたときに拡張性のために失った速度を取り戻すために、コンパイラが生成するコードをより最適化しやすくするために構造の基礎の部分を改良したようです。この改造により、いくつかの最適化手法が適用でき、4.1にはAuto-vectorization in GCCが搭載される模様です。
あと、slashdotでも取り上げられているとおり、ついにFortran 95がサポートされ、C++の性能が上がるようです。
あと、後半の記事の中でちょっとおもしろい記述があり、Intelのx86で最速のデフォルトコンパイラを目指しているIntel C compilerの開発の面々は積極的にgccのサポートを行っているのだそうです。それはgccが他のプロットフォームからIntelの製品にプログラムを持ってくるもっともよい道具だかららしいです。
まぁ、そんな感じですが、日本語の記事も登場したらいろいろ追っていきたいと思います。ではでは。