ツール・ド・フランスがほぼ終わった。後は最後のまったりステージ(スプリンターはそんなこと行ってられない)を残すのみ。今期のアームストロングは仕掛けず、いつも山岳ステージで見せるぶっちぎりの強さはなかったが、今日の個人タイムトライアルは感動的だった。
山岳ステージで圧倒的な強さをみせ、タイムトライアルで鬼のようなタイムをたたきだすアームストロングはあたりまえのように勝っているが、もちろんそこに楽勝なんて存在しない。ランスは他の選手と違って、他の大会にはほとんど出場せず、ツール・ド・フランス一つにかけてるがそれが強さでもあり、大きなプレッシャーにもなっていると思う。その中で、普通に勝つなんてことは不可能なのだ。
しかし、アームストロングはまるでそれがあたりまえのように勝ってくる。実質、ランスの本気の高速ペダリングを見るのは最後だったわけだが、ゴールの瞬間本当に感動した。こんな偉大な選手の記録にリアルタイムで関われることは本当に素晴らしいことだ。悔いが残るのは、一回でも応援にいけなかったことだけど、まだ見ぬ英雄に期待しようと思う。