Fall Processor Forum 2005 マルチコア普及への平坦でない道のり
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1027/fpf03.htm
Sellers氏は、米Azul Systemsが開発したマルチコアプロセッサ「Azul Vega」の概要も紹介した。命令セットアーキテクチャを見せないという、非常に変わった設計のチップである。24個と数多くのプロセッサコアを搭載する。
ちょっと、これが気になる。なぜ、CPUがマルチコアに向かったかの簡単な説明と、その後にくるプログラマー苦難の道についての話。
「無料ランチの終焉」。ソフトウェア開発者が何の対価も払わずに、プロセッサの性能向上を享受できた時代は終わった。マルチコアプロセッサに適したプログラミングという対価を払わなければ、今後のアプリケーションはそれほど速くならない
という言葉どおり、今後、特にクライアントサイドのソフトウエアは大きなシフトの必要性が迫られる。もちろん、そこにビジネスチャンスを見いだすひともいると思うが、多くのソフトウエアメーカーにとっては開発費の高騰を生む頭の痛い問題だと思う。といっても、ほとんどのクライアントソフトウエアにとっては今のCPUパワーは決して不足しているというわけではないので、結局それにメインで直面するのはゲームメーカーか。