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自発的な揺らぎ

昨日のエントリーで自発的な揺らぎがニューラルネットワークにおいては重要になってくると書いたけど、それはつまりなにかインプットを必要とする系ではなく、自発的に系が刺激を受けるようなシステムじゃないと、ニューラルネットワークからの思考の解明というのは不可能なんじゃないかという背景がある。で、それに対する最新のレビューが紹介した論文なんだけど、アブストにもあるとおり、現在では3つの理論が自発的な揺らぎに関わっていると考えられている。その3つが、

  • (a) sustained responses to transient stimuli, which provide a model of working memory

一時的な刺激に対して継続して応答が続くこと、これは一時的なメモリのモデルとなる

  • (b) oscillatory network activity

振動を生み出すネットワーク作用、つまり、活性化と抑制によってシステムが自発的に振動を繰り返す

  • (c) chaotic activity, which models complex patterns of background spiking in cortical and other circuits

カオス的な作用

であると書かれており、そこから、各論が展開している。おもしろい。