これはいいエントリーだなー。
- ゼロ年代後半戦で日本ゲーム業界が進むべき道
http://blogs.dion.ne.jp/arere/archives/2587804.html
個人的にも、日本の市場は、アクションやレースゲームではなく、現実を切り取ったリアルさ(GT系やウィニングイレブンはこれ)、未体験なものに対して価値を置くようになってしまっているっていう意見には賛成です。つまり、それは8年ほどまえにバイオハザードやリッジレーサーがミリオンを達成する時代に多くの人が体験してしまったことを乗り越える必要があるっていうことなんだよね。その原体験を乗り越えて、手にとってプレイさせるだけの魅力がないと日本でリアルアクションやFPSが流行るってことはないのかも。その打開策がDSであり、レボリューションであると任天堂の岩田社長は考えているわけか。
しかし、この解釈はちょっと新鮮。
しかし今になってみれば皆様にも自明の通り、欧米のディベロッパーに実力が無かったのではなく、単に開発力のあるディベロッパーは当時は性能的に有利だったPCに注力していただけだったのです。PS2、そしてXboxの登場により、PCゲームのノウハウを家庭用ゲームにも生かせるようになり、あっという間に欧米のゲーム市場は欧米パブリッシャーのゲームが支配するようになりました。
なるほど、最近の欧米系の開発力にはこんな背景があったわけか。
日本のゲーム業界は、日本のゲームユーザーを「保守的」「オタク的」と切り捨てるべきではない、むしろ日本のゲームユーザーのセンスを信じて、日本の先鋭的な文化、センスを最大限生かしたゲームソフトを作るべきだ、というのがゼロ年代後半戦に向かうにあたっての、僕からのささやかな提言です。
いやー、いいねー、この建設的提言。俺も2月以降は積極的なゲーマーに戻る予定なので、いいゲームは積極的に買っていこうっと。やっぱり、自分でゲームを楽しんでないやつよりは、楽しんでるやつの方が、いろいろ感じることは多いと思うから。