学会、論文誌というものは、国から予算をぶんどる名目として必要不可欠のものである。
- ゲーム学会設立、学問として地位向上狙う 東大研究者ら
http://www.asahi.com/science/news/TKY200605190351.html
ゲームというものを抽象的な観点から体系的にまとめ直す行為*1は、ゲームという概念がもつ自己言及的な性質からほぼ不可能だと僕個人は思っているが、エンジニアという観点から考えたとき、これほどおもしろいものはないのではないかと思う。
そのようなゲームジャーナルの中で、電子的にもっとも取っつきやすいサイトはおそらくここだと思う。ていか、ここしか知らない。
- Game Studies
トップページに並ぶ題目だけでも、ゲームデザイナーの方々は興味津々なのではないだろうか?
- A survey method for assessing perceptions of a game: The consumer playtest in game design
- Player-Centred Game Design: Experiences in Using Scenario Study to Inform Mobile Game Design
- etc...
自分の理論を声高に、得意げに披露するより、最初は巨人の肩に乗って世界を見た方がいいのは間違いない。あちらでは、ゲームデザイナーが論文を投稿している例も少なくない(GTAのプロデューサーとか)。時間を見つけて、僕もちょくちょく読むつもりです。
*1:もし、そういうゲームという抽象的な事象に人文学的興味がある方はこのサイトの情報などは、かなりすばらしいと思う。http://d.hatena.ne.jp/hally/