以下のエントリーを呼んで思ったこと。
- はてなブックマークのコミュニティについて
http://d.hatena.ne.jp/naoya/20070615/1181890785
ネットを構成する知識に対しては昔からかなり興味があったので、はてなブックマークで現在話題になっているネットいなごの問題は興味深い。
現在、僕が所属する会社は世界最強のソフトウエア企業を相手にがちんこで勝負を繰り広げてるわけだが、その本体に搭載されるソフトウエアの方向性を決めるいわば会社の頭脳というべきマネージャーたちは誰一人blogを書いていない(なんかアメリカの方は始めたみたいだけど)。それは会社名を出してblogを書くリスクが高すぎるからだと思うんだけど、こういう現実をみると今のネットが構成する知識ネットワークにはそういう世の中の最も意志決定に近い人たちの知識が入ってないんだろうなと思う。情報コントロールという観点から、適切な判断だとおもうけど、少しもったいない気もする。そういう世の中の方向性を決めている人たちの知識を吸い上げることが出来る環境を作ることが、最終的には日本のネットワークを構成する知識にとって大事なんじゃないかな。特に、今のブログをやっている人たちが年をとって会社の意志決定を行う段階になってもブログを続けていけることとか。そういうネット社会全体の雰囲気の構成を、日本最大の知識の集積地のひとつであるはてなブックマークはになっているんじゃないかと思う。
あと、個人的にはてなブックマークに必要な新機能はいままでたまりにたまったブックマークを生かす手段だと思います。発展はそっちのデータマイニング的方向に進めるのもありなんじゃないのかな。