皆様、OSR(オサレ値)をご存じでしょうか。
- http://dansyaku.cagami.net/ The 男爵ディーノ[週刊少年ジャンプ感想サイト]
OSR(オサレ値)は週刊少年ジャンプに掲載されているブリーチを理解するための最重要の概念です。The 男爵ディーノ[週刊少年ジャンプ感想サイト]で提唱され、いまやジャンプ読みにとっては常識になっており、ブリーチの登場人物が最後の最後まで本気を出さないという、普通の戦闘では全く理解できないストーリー展開もOSR(オサレ値)が導入されることでなんとか一般解(ここではなんとか一般人が理解できる解という意味)を得ることができるようになりました。ブリーチにおける戦闘は、最終的にOSR(オサレ値)の勝負だったのです。今週のジャンプのブリーチはOSR(オサレ値)によって、以下のように読み解かれています。
- http://cagami.net/dansyaku_blog/archive/000903.html 2007年32号のジャンプ感想(まとめ)
「すぐに仮面が割れてちゃつまんねえから…なぁッ!!」
「つまんねえから、その解放状態、解くんじゃねえぞ」
既に本気を出してしまっている一護とグリムジョー。こうなっては二人ともOSRを消費しながら戦うしかありません。そこで少しでもOSRの減少を食い止めるため、「本気を出してる相手と余裕で戦ってるオレってオサレ」をアピールしながら、双方共にOSRの維持に努めつつ戦っています。こういった舌戦もOSRバトルの醍醐味ですね。
互角に見えた二人の戦い。しかし、一護に勝機が訪れます。グリムジョーさんは、迂闊にも一護の延長戦上に織姫を配する形で、飛び道具を射出してしまったのです。
「これぞ好機!」とばかりに、一護はわざわざ一度避けた飛び道具に当たりにいきます。「こんな非オサレが本当に黒崎くんなの?」と疑問を抱いていた織姫も、一護のオサレな行動に安堵したことでしょう。たとえ織姫がシールドを展開して身を守っていても、あえて生身を晒して庇いに行く。今週の一護の行動がかなりオサレなものであったことは疑う余地もありません。今にして思えば、黒猫でトレインが明らかに自分の身体に命中しない弾丸をわざわざハーディスで弾いていたのも、あれもOSRアップのためだったのかもしれませんね。
これにはグリムジョーさんも「しまった!」と思ったのではないでしょうか。一護のOSRが、来週、飛躍的にアップすることは間違いないからです。ルキアも一週間回想することで、ダメージや圧倒的戦力差をOSRでひっくり返しましたから、今回の飛び道具によるダメージもほとんど意味はなく、状況は圧倒的に一護有利と言えるでしょう。もはや、グリムジョーさんはいつ死んでもおかしくない状況です。死臭がプンプン漂ってきます。
バトル開始前には、織姫を連れてくることでOSRアップを果たしたグリムジョーさん。しかし、バトルが始まってからは、一護が織姫を巧みに使ってOSRを操作しています。やはり、このバトルの鍵は織姫ということになりそうです。
これからもOSRから目が離せませんね。