FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

最近考えていることメモ

最近、考えていることをメモる。

  • Web上のコンテンツは増え続ける。Youtubeには1億のビデオが保存され一日10万ビデオのアップロードが、Flickrには20億枚の写真*1が保存され、毎日300万から500万の写真がアップロードされている。これらの写真、ビデオに自由にアクセスできるということはそのアーカイブを保持することに等しい。しかし、これらのデータはすでに人間がアクセスできる限界を超えているため、なんらかの意味づけが必要である。
  • 言語に縛られるタグという意味づけを情報家電に持ち込むことは難しい。タグという概念はある一定の均一な能力を保持している層をターゲットにしている。写真の類似性は決定できる。動画の類似性を比較することは難しい。音声は類似性というより、言語化すべき。
  • 情報にアクセスできる機器はそれらが可能なベストな方法でWeb上のコンテンツへアクセス可能にする必要ある。写真再生機器は写真を、動画再生機器は動画を、音楽再生機器は音楽を。それでは全てにアクセスできるPS3にはどのようなアクセス方法が望ましいのか。現状、PS3より上手くこの3つを再生できる機器は存在しない。
  • リーディングカンパニーが著作権を無視するという選択肢はない。音楽、写真は著作権が比較的自明。しかし、著作権をクリアにしている動画がおもしろくなりえるのか?YouTube、ニコニコ動画の姿勢で充分なのか?eyeVioのように徹底する必要があるのか。
  • YouTubeがHD動画をサポートする。実験的なアーティストが自らの音楽を無料で配布し始めた。
  • 3Dコンテンツの可能性は?2Dコンテンツより明らかに劣る一覧性をどのように補うか。3Dのオブジェクトを鑑賞可能ということは優位性につながるのか?物理計算によるつながった感が達成されればそれで良いのか?エロコンテンツ、経済圏の存在しないセコンドライフの価値は?
  • フルHDはその場に居合うことで価値が生じるライブやスポーツ中継のコンテンツの価値を大きく向上させる。特にライブやPVがフルHD化することで視聴者に与える歌手との一体感はすばらしい。音楽業界はフルHDの音楽視聴体験にお金を払わせる方向に持っていく必要があるだろう。
  • 現在、Web上で増殖するコンテンツは金銭的価値を生み出さない。この流れに組み込まれようとする情報機器は儲けを別のところから稼がないといけない。この部分はGoogle等の列強との関係を慎重に模索する必要がある。
  • 結局、ライフスタイルを如何に変えるかを模索しないと情報機器でパラダイムシフトはない。コンテンツにアクセスする方法はライフスタイルの設計から生じるはず。

こんなところか。