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百度(baidu)が日本で正式にサービスをスタート

中国No.1の検索サイト百度(baidu)が日本で正式にサービスインしたようです。

百度は23日、検索サイト「Baidu.jp」を本格オープンした。新たに「ブログ検索」を開始したほか、「画像検索」や「動画検索」に新機能を追加している。

これに併せて有名ブロガーを集めて意見公開会が行われた模様。

簡単に触って見たのですが、サーバのレスポンスがものすごい早いです。手元のブラウザで表示完了時間を計測してみたところ0.25秒くらいでページが表示されます。Googleで0.53秒ですから2倍程度か。これはどんな理由なんだろうと思っていたら、dankogaiさんのblogによるとサーバが日本にあるとのこと。

次にモノ。baidu.jpのサーバーって、日本にあるんです。どうやって調べたか?これは読者の宿題にしときます。中国の鯖までわざわざアクセスしているのではないのは確か。

whoisすると確かに登録者は六本木の百度株式会社になっていますが、これはあくまで登録者だしサーバの物理的場所ってどうやって調べるんだろう。IPアドレスからおおよその場所をはじき出すようなサービスがあり、そこに百度のアドレスの一つである"122.152.129.232"を入力するとJapanを指しますが、これってサーバがJapanにあるって証明になるのかな。うーん、ならない気がする。あのパケットの流れをトレースするコマンド何だったけ。

触った感触ではブログ検索が結構使えそうです。ノイズが少ないところを見るともしかしてホワイトリスト方式なのかも。とりあえず、関係者は早々にAutopagerizeの対応を行った方がはてな界隈では評価が高まるかと。あと、毎回アクセスするたびにランキングの内容が異なるのですが、このランキングってどうやって生成してるんだろう。検索結果をいくつか比べて見た感じではかなりGoogleの検索結果と似てますね。

日本のサービスを触ってもあまりGoogleと違いがないので、中国のサービスの方を触ってみました。

噂のMP3検索はすごいです。ためしに適当に思いついた「伊藤由奈」を検索してみましたが、すごい数のMP3が引っかかります。

試しに一曲ダウンロードしてみましたが普通に聞けました。中国の人は欲しい音楽があるときはここで調べればいいのか。うーん、これは流行るわ。Youke.comといい、中国のサービスは著作権を意識する必要がない分、破壊力がちがいますね。Youku.comとbuido.cnが日本で浸透したらと考えるとコンテンツホルダーは早々にサービス体制を変更する必要がありそうです。