FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

テレビの消費の仕方に見る子供たちの未来

CONTENT'S FUTURE 好きとしては絡まずにはいられないエントリー。

個人的にテレビがダメだとは全く思っていない。テレビのコンテンツって十分おもしろいですよ。あと、これは全く上のエントリーとは関係ないけど、テレビって日本の何もすることがない層を相当数救っている気がする。テレビなかったらやることなさすぎて、お酒飲みすぎてアル中なったり、暴れて罪を犯したりする人が増えてもっと荒れた世の中になるんじゃないかな。

で、今日、このテレビについて上司からおもしろい話を聞いた。まぁ、一般的に行ってかなりのエリートサラリーマンに属する上司の子供は、他の子供たちと同じように「お稽古」や「塾」、「学校の活動」、「ゲーム」に忙しいわけですが、テレビの消費の仕方がすごい。なんとテレビの見たい番組を全てHDDレコーダーで録画しておいてそれを日曜日に1.5倍速で見ているらしい。なんか外資系サラリーマンが24を見るときにそんなことをしてるってきいたことあるけど、今の子供も同じことしてるのか!

もちろんCMなんて最初からカットだし、巻き戻したりもしない。ただ、1.5倍で流れる映像を見ながら、普通の子供たちと通常のスピードの時と同じように笑い、喜んでいるとのこと。さらによく「一日の時間が足りない」と漏らし、精力的に上で述べた「お稽古」、「塾」、「学校の活動」、「ゲーム」をこなす。最近は上司に「プログラミング」を教えてと言ってきており、そのことも相談されたので、子供でも楽しめそうなものとして簡単に絵を出力できる「Processing」と「Squeak」を進めておいた。両方とも、とっかかりは簡単ながら奥が深い言語だし。

まぁ、しかし今の子供たちは時間の使い方の感覚が全然違うのだ。リアルタイムでテレビ番組を見ることに何一つ価値を見いだしていない。それよりもいかに効率的に楽しいことを集中して処理するかである。なんとなくこの感覚はid:malaさんが言っているRSSリーダーにおける最速の情報取得の概念と似ているけど、このような環境で育った子供たちが大人になったとき、どんなサービス、プロダクトを作ってくれるか考えると楽しみで仕方ない。