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STUDIO VOICEのグラビアアイドル特集がダメダメだった件について

ダメですね、これ。本当にダメ。

ダメダメな理由

先日、グラビア・アイドル特集のSTUDIO VOICE 2008年5月号を買ったのですが、これが恐ろしいくらいダメな内容でした。

何がダメだったかというと、グラビアアイドルを語るときにカメラマンとか編集者とかグラビアアイドルの私生活みたいな切り口から入っているんですね。まず、これがダメ。本当にダメ。

グラビア写真も一つの作品な訳じゃないですか。それについて語るときにいきなり写真家とか編集者から入るのって、小説を評価するときにいきなり作者の評価から入るようなものです。それって、その作者が好きな人にはいいけど、純粋に作品を楽しむ人にとっては本当にどうでもいいことですよね。いかにも評論家然としたおしゃれを気取った上から目線が貫かれていてすごいしゃくにさわりました。少なくともぼくにとってカメラマンとか編集者がどう考えているかなんてどうでもいいんですよ。もっと、グラビア自体を語ることが必要だと思うんです。

といっても、グラビア写真自体について語る人ってそれこそSPA!に連載中の「グラビアン魂」くらいしかメジャーなものはないわけですが、あれは良いですね。グラビアを通して妄想をふくらませ、きちんとその作品の上でグラビアアイドルを語っている。

僕も「グラビアン魂」を見習ってきちんとグラビア写真ベースでグラビアを語るように心がけています。

唯一おもしろかった企画

まぁ、といってもいくつかおもしろい部分がありました。特に「パーツで選ぶグラビア写真集」というページはなかなかよかったです。ここでクローズアップされたパーツは以下の通りです。

  • 高岡早紀の「下腹」
  • ほしのあきの「内臓」
  • 後藤真希の「手(指)」
  • 井上和香の「ワキ」
  • 吹石一恵の「ほくろ」
  • 磯山さやかの「脚」
  • 堀北真希の「首」
  • 沢尻エリカの「おでこ」

なかなかいいセレクトですね。とくにほしのあきの「内臓」の説明文が良いです。

誰もが認めるグラビア界の鉄人ほしのあき。いつのまにか巨大化し、いつまでも張りが衰えないオッパイは彼女の最大の武器だが、そのあまりの完成度に穿った見方をしたくなるのは事実。鍛冶職人のように鍛えが上げてきたボディには確かに日々の不断の努力が伺える。しかし、見た目が完璧であるからこそ、その「中身」にも思いを馳せてしまう。健康的であるが故に見え隠れしてくる不健康な部分。中に押し込まれた生々しい部分を透視してみたい。

まず、断言してもいいですが、この文章を書いた奴はバカです。そして、絶対におれと気が合います。他のパーツの説明も全て妄想が大爆発しておりすばらしいです。この特集だけは読む価値がありました。