昨日のエントリー『「博士たちのワーキングプア〜ひとコマ2万5千円〜」を見ました - FutureInsight.info』からの続きです。Zopeジャンキー日記で引き続きmojixさんがこの話をふくらましているのでもうちょっと高学歴ワーキングプアの話題を。
そう、私もこれが面白いと思う。これまでは大学や研究しか眼中になかったけれども、「半分飛び出し転身」してみれば、さらに才能が大きく開花する、という人はかなりいるだろうと私は考えている。
その気づきの「きっかけ」は、税金を投入した職業訓練などよりもむしろ、SNSやソーシャルブックマークのようなITシステムが作る「場」だったり、ブログがつくる「ネット世論」だったりすると思うのだ。
この話を今日一日、ずっとぼんやり考えていたのですが、たぶん高学歴ワーキングプアに必要なことって勝間和代的なプロデュースなのではないかと考えました。「自分をGoogle化する」など数々の名言を残した勝間和代は僕の中でいま最も注目しているおもしろおばさんです。以下のエントリーなどを参考にどうぞ。
「サキヨミ」での勝間和代のオモシロ言動など言及したい点は多々あるのですが、まぁ、ここでは勝間和代の話は置いておいて、特に文系高学歴ワーキングプアの人々は自分を勝間和代的にプロデュースすればなんかうまく運びそうだなと思いました。
勝間和代的プロデュースというのは簡単に言うと、自分の体験の中で社会的に価値のあることを如何に金に結びつく言葉に変えて発信していくかということです。例えば上で述べた「自分をGoogle化する」を考えてみてください。これほど一般大衆を引きつける言葉はなかなか見つからないのではないでしょうか?中身を開けてみたら実はただのデジタルグッズを活用するライフハックだったとかそういうオチもあるのですが、要は自分が持っている能力、体験、ノウハウをどのように他の人に受け入れられるモノにして、お金に変えていくかというのが高学歴ワーキングプアの方々には欠けているのではないかと思います。
たとえば、先の放送の人ならスペイン語コミュニティをネットで立ち上げ、現在経済的にもホットな南米の魅力を留学体験と供に紹介するというようなブログを書けばそれだけでかなり人を集めることが出来るのではないかと思います。そこから王道の書籍を書いても良いですし、アフィリエイトで稼いでも良い。月5回くらいしか更新しないこのブログでもだいたい月1万円ほどの収入になっているわけですから、ちょっと本気を出せば月5万円くらいはいくのではないかと。そうやって考えると、あれくらい知識がある人ならいくらでもお金を稼ぐ道はあるのではないかと思います。ポイントは就職しなくてもお金を稼げるということです。
ただ、そういうことになかなか目を向けることができないっていうのがmojixさんが問題にしている点なんですよね。そこで自分を勝間和代的にプロデュースするという考え方が重要になってくるわけです。実は勝間和代の本はいろいろ読んでいるのですが、上記の様な話題としては以下の本などなかなかおすすめです。
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 | |
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