SHIHOというモデルをご存じでしょうか?
現在、ちょっと年齢層高めの女性誌やFRaU、Tarzan、ananなどに高頻度で登場する過去にモデルを主にやっていた女性で、今は以下のYOGAビデオや、たまに女性誌にいろいろな特集が組まれたときSHIHO流を紹介しますみたいな立ち位置で登場します。今はNHKのトップランナーの司会をしていますし、一年に一度くらいセミヌードを披露することでも有名なおもしろお姉さんです。
おうちヨガ SHIHO meets YOGA | |
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セミヌードはこんな感じです。
かなり女性誌は読み込んでいる僕ですが、いままでどうしてSHIHOがここまで女性誌に高頻度で登場しているか謎でした。僕が知っているだけでも、インテリア、YOGA、ランニング、ハワイ旅行、沖縄旅行、トレーニングなどの特集でたびたびSHIHO流が紹介されていました。でも、おかしいですよね。人間が集中できる時間というものは働いていたりしたら、かなり限られてくるはずです。誰しもが、ちょうどいいタイミングでもっとも読書にとって興味があることのパイオニアなわけはないのです。ちょっとうがった見方をすれば、雑誌がSHIHOの生き方を紹介しているというよりは、SHIHOならこんな風にしていてほしいというものを雑誌が紹介しているのではないかと考えています。
SHIHOががんばっていろいろなSHIHO流を紹介するのは別にかまいません。SHIHOもそれが仕事な訳ですし、おもしろい特集になっていることも多いです。ただ、どうして女性読者にとってSHIHOがあこがれの対象に成りうるのかという点に関しては興味があります。試しに奥さんに聞いてみましたが、奥さんはSHIHOがフィーチャーされる理由が良くわからない、SHIHOにはあまり興味がない、とのことでした。
そんなわけでちょっと考えてみたのですが、僕が思うにSHIHOという存在は一部のOLにとって、家庭をもったり仕事を辞めたりした時に、自分がやってみたいことを行っている次の自分の理想像みたいな位置づけにいるのではないかと考えました。インテリアも今、彼女がすすめているおうちヨガも、ハワイ旅行も全てこの路線で考えるとSHIHOという存在を特集の目玉に据える意味がでてくるのではないかと思います。インテリアもYOGAも、女性が仕事を辞めたり、家庭を持ったらちょっとがんばってみる対象として極めて手頃なものです。そのなかでSHIHOという存在は今はちょっと手が届かないけど、集中してがんばればああいう風な生活が出来るかも、という存在として各雑誌から重宝されているのではないかと。こう考えると、定期的にセミヌードを披露する戦略的な理由も見えてきますね。
今日はFRaU 11月号のSHIHOがフィーチャーされたかなりつまらないインテリア特集を読みながらそんなことを考えました。FRaUは創刊当初の気持ちにもどって、もうちょっと内容のある雑誌を作った方がいいと思いますが、それはまた別の機会に。