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CESと最近の液晶テレビ雑感

キャズムを超えろ!安藤日記などの有名blogにぽつぽつ世界最大の家電の展示会International CES 2009の報告が掲載され始めました。Engadgetを追うのは非常に疲れるので、まとめレポートメインで読んでます。

上の記事を読んでもわかるとおり、この経済状況で攻めの姿勢を見せている企業も少ないようですが、液晶テレビは以下のエントリーでも書いているとおり、もう技術がマニア以外にはどうでも良いレベルまで到達してしまっているので、3Dテレビとかジェスチャー操作とか少々どうでもいい機能の展示や、ネット連携テレビ、凄い薄型化など、魅力を伝えるのが難しい付加価値競争に突入しているようです。

ただ、実家にREGZA 42Z7000がいつのまにか導入されていて、そのREGZA 42Z7000で動作するWiiの画像を見たのですが、REGZAのZ7000シリーズのSD解像度をFullHDに引き延ばす超解像技術「レゾリューションプラス」ってかなり凄いですね。コンポジットで接続されたWiiは普通にFullHDにズームで引き延ばして出力してしまうとボケボケになるのですが、REGZA 42Z7000で見るとかなり見られる引き締まった画像になっていました。

これはアップコンバートというよりは画像を復元している印象です。液晶テレビのパネルの品質がかなり画一化してきているなかで、半導体で差異を産みだしているTOSHIBAはかなりやるなーと思いました。Wiiで遊ぶ人にはREGZAお勧めできます。

あと、僕はREGZA 37Z3500を使っているのですが、実家のREGZA 42Z7000を触ってみて進化してるなと思ったが録画再生機能です。REGZAのZシリーズはUSB HDDをテレビに接続すると番組を録画し、それを再生することが可能になるのですが、その再生で音声込みの1.5倍速再生を行う早送り再生も可能になっていました。REGZA 37Z3500はこの機能はサポートされてなかったので、この辺りも地味に進化している印象です。

といっても引き続き今年もエコ的な理由も含め少々割高なLEDバックライトが登場する以外に、そこまで画像が良くなる技術は登場しないと思います。その中で、半導体技術、録画能力に魅力のあるREGZAは常に液晶テレビの有望な選択肢になるのではないでしょうか。