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報道ステーションの古館はプロレス的ドグマに捕らわれているんじゃないのか疑惑

久しぶりに会社から早く帰ったので、報道ステーションを見てみましたが、ちょっとこれスゴイですね。どんな場合でも、古舘伊知郎氏がニュースの最後で「もっと真剣に考えてもらいたいものです。」や「もっと誠意を見せて欲しいものです。」などと行った締めを言います。まるで一つの決まったパターンのように。かといって、番組内で具体的な提言があるかと言えばそれもなし。ひたすら、「もっと真剣に対応してほしい」、「もっと誠意を見せて欲しいものです」と繰り返すばかりです。そこで、「なんか古舘伊知郎氏のこの感じはちょっと見覚えがあるな」と思いました。ある種のお約束としてのこれはこういうものだという確固たる信念を持ってやっているような。そうです古舘伊知郎氏がスタート地点で最も得意としていた実況。プロレスです。

全く確証も裏もなく感じたことを述べているだけなのですが、古舘伊知郎氏は報道とはこういうものではならないという信念を持って、プロレスをニュースでやっているのではないでしょうか。報道とは、政府が悪者でなければならない。それをキャスターは糾弾しなければならない。というある種の様式美を守って今の番組を続けている感じがします。

もちろん、提言なき糾弾に僕は全く同意はできないのですが、昔の古館氏の軽やかでウィットに富んだ実況からは全く想像がつかない凝り固まったナレーションだったので、これは何かドグマに捕らわれているなと思いました。それはきっと彼も最も慣れしたんだプロレス的様式美を報道に持ち込んだというとらえ方が正解に近いのでないかと、久しぶりに報道ステーションを見て感じました。