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日本男性から女性を引っ張る力がなくなった理由を強引に考えてみた

あくまで一般論として(という防御壁)。

最近、複数人のかたがたから一様に日本男性の情けなさに対する嘆きを聞きました。いわく、「女性を引っ張る力がない」、「女は基本的に惚れた男に引っ張っていってほしい」とのことです。

どうやら勝間和代氏も同様の趣旨のことをかんがえているようです

まぁ、これだけならよくある話なのですが、今週のAERAでこれと似たような趣旨のことをあの勝間和代氏も述べていました。今週のAERAで最近「ダブルファンタジー」を出版したあの村山由佳氏との対談です。

村山: ええ。そんなものは何もなくても、今、私は女としてすごく幸せって思う瞬間があった。
勝間: それはどんな時ですか。
村山: 惚れた男に満たされてる時。
勝間: やっぱりそうですよね。惚れた男だったら見返りがなくてもいい。
村山: 情けないんだけど、もう尻尾もぐるんぐるん振っちゃう。私にもこんなところがあったんだって思う時って、理屈抜きで幸せですよね。今まで「女性も自立しなきゃ」とか「男女は対等でなきゃ」とか思っていたくせに、それがみんなきれいに砕け散るぐらい、ただのオスとメスになってるんですよ。

なるほど、やはりあの勝間和代氏でもそのようなことを感じるのかと思うと、女性は惚れた男に引っ張ってほしいと思っていることは間違いなさそうです。あと、ダブルファンタジーはこちら。僕も早急に読んでみる予定です。

W/F ダブル・ファンタジー
W/F ダブル・ファンタジー久留 幸子

おすすめ平均
starsキャリア女性の寂しさ…
stars正直・・・
stars凄くいい!!
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stars思ってたよりずっといい

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さて、僕はこの会話を切り出されて、いくつか日本男性が女性を引っ張る力を持っていなくなってきた理由を考えてみました。その中の一つが、「他人をひっぱれる力を持っている人間が必ずしも大企業で成功するわけではない」という理屈です。

他人をひっぱれる力を持っている人間が必ずしも大企業で成功するわけではない

さてさて、女性を引っ張れる力というものがなんなにかを簡単に考えてみましょう。たぶん、それは自分なりに野心を持ち、それに向かって突き進み、女性に俺の夢に対してついてこいと言えるタイプの男性かと思います。あー、いましたね、そういうタイプの人。主に外資系金融に。ただ、日本男性の多くを占める日本企業にこの手のタイプの人材がいるでしょうか。まぁ、いないわけではないと思うんですが、日本企業でこの手のガンガン系の人って今あんまり出世しないんじゃないかと思うんですよね。それは、組織が複雑になりグローバルオペレーションが日常業務に組み込まれる中、結構こういうひっぱる系の人って組織的に扱いづらいじゃないですか。粛々と泥臭い調整作業を鬼のようにすすめていくタイプの人のほうがすくなくとも中間管理職までの出世は早いとおもうんです。
この、他人を引っ張る力をもっている人が必ずしも今の日本企業で出世するわけではないというのが一つのポイントなのではないかとおもいます。出世することができないと分かった瞬間、きっと外に出ることも考えると思うのですが、日本でベンチャーが成功する可能性があまり高くないことも知っての通り。そんなわけで、この他人を引っ張る力というものが必ずしも経済力に結び付かない現実があるとおもうのです。
そして、この手のタイプの人が経済力を持っていないというのはかなり致命的だとおもうんですよね。だって、いくら他人を引っ張れる力を持っている人がいても、たぶんその人が社会的にある程度収入を保持していて、少なくともその女性を養うだけの経済力を保持していないのに大きい顔をしたら、そいつはかなりの勘違いちゃんになってしまうわけですから。そんなわけで、日本では世の女性を引っ張っていくようなオス度が高く、かつ経済力を保持した男が見当たらないと思うのです。逆に経済力はもっていないけど、オス度は高い勘違い男はいっぱい見つけることできますよね!

まとめ

強引に日本男性から女性を引っ張る力がなくなった理由を考えてみました。結論として、引っ張る力をもった男もいるけど、そいつはあんまり経済力をもっていないから勘違い男として扱われてしまっているというのが僕の考えです。まぁ、引っ張る力がないと言われ続けるのが癪なので、強引に考えてみたわけですが、結構いい線をついている気がすると思うのですが、いかがでしょうか。