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「如何に魅力的な女の子を描くか」に特化していく現代アニメ

夏休みを使ってHDDレコーダに取り貯めていたマクロスF、けいおん!全話を連続で見続けるという社会人としてあるまじき行為をしました。マクロスF、けいおん!は両方ともとても良い出来で非常に面白かったのですが、この二つのアニメをみて、現代アニメのおもしろさは「如何に魅力的な女の子を描くかにかかっている部分が多いなーと思いました。
マクロスFなどはまだストーリー、設定、戦闘もかなり魅力的でしたが、けいおん!などはもう魅力的な女の子を描くことが目標になってきていて、ストーリーなどはその目的のためのスパイスみたいな扱いを受けています。マクロスFとけいおん!は最近のアニメではヒットした作品だと思うのですが、この二つともがヒロインが歌うCDがオリコンのアルバムチャートでトップを奪取し、ヒロインの魅力をマルチメディア展開しており、それが圧倒的に評価されているのは偶然ではない気がします。

魅力的な女の子を描く方法論が確立され、やがて魅力的な女の子を描くことが目的になる

小説でも漫画でも魅力的なキャラクターを描く方法論というものが存在していると思いますが、特にアニメでは、魅力的な女の子を描く方法論というものが確立しているな、と感じました。特に歌を歌っているヒロインというのは非常に魅力的で涼宮ハルヒでも北高祭ライブの場面などは、その歌うときの表情の描画に鳥肌が立ちました。

日本のコンテンツ市場において、女の子が魅力的なことは明らかなキラーコンテンツなので、今後も魅力的な女の子を描く手法は発展していくと思います。その技法が発展する中で、きっとこんな女の子の描き方もありなのか!というような描画がたくさん登場してくるはずです。たぶん、アニメのおもしろさが魅力的な女の子を描くことに直結しているのが今の状況だと思うのですが、こんな描き方もありなのか!というような先鋭的な作品が増えてくるかと思うと、楽しみです。
今は化物語の大量に文房具を携帯する戦場ヶ原ひたぎさんに非常に期待しています。