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God of War3が挑むマッチョの限界到達点

3月25日に発売されたGod of War3ですが、これはスゴイということでご紹介。

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God of War3ですが、何かちょっとグラフィックが信じられないことになっています。ストーリーはほぼ一本道で、クレイトスという主人公がゼウスを倒す話なのですが、グラフィックを抜きにすると、その見所は18歳未満は禁止であるZ指定を受けたクレイトスの残虐さです。ざっと気になった残虐ポイントは以下の通り。

  • 明かりが必要だからといって、発光する太陽神の首を常に持ち歩き、明かり替わりにしている。
  • おもりが必要な場面で、むかつくやつを殺しておもり替わりにする。
  • 人の妻を寝とっておいて、さらに夫も殺す。

人の妻を寝とる場面は、恒例のSEXイベントとなっております。

米国でうけるマッチョさとゲームの文化性について

さてこのGod of War3ですが、日本では数万本しか売れないものの、米国では数百万本確定といわれている超ビックタイトルです。

先月より全世界で発売されたGod of War IIIですが、その販売本数が発売からわずか数日間で100万本の数字を記録した事を、ソニーのマーケティング部長であるPeter Dille氏が明らかにしました。

ここからイースターの休日に入るので、たぶん200万本は確定的でしょう。米国で、このソフトの何が受けているかというと、そのグラフィックもさることながら主人公であるクレイトスさんの狂気的なマッチョさが受けているらしいです。この話を聞くと、米国におけるマッチョさの重要性について考えてしまいます。実際、Gears of Warでも、米国で特に受けるゲームは、主人公がマッチョなんですよね。では、このマッチョさを日本のゲームのプロデューサーが描くことができるかというと、おそらく相当むずかしいでしょう。唯一可能といえば、MGSの小島監督くらいでしょうか。
良く業界関係者が集まると、ゲームの地域独自の文化性をどう超えていくか、という議論になることがあるのですが、そういう意味でGod of War3が描くマッチョの限界到達点を体験しておくべきかと思います。