今話題の「起業のファイナンス」をさっそく読んでみた。
起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと | |
![]() | 磯崎 哲也 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 共同創業者で2人で株を半分ずつ分け合って起業した場合のリスクがあまり思い浮かばない人。
- エンジニアとしてベンチャー企業にジョインした際、もらったストックオプションがどういう風にお金になるかよくわからない人。
- 将来的なキャッシュフローがあまり伸びない業種のベンチャーがベンチャーキャピタルからお金をいれるリスクを説明できない人。
このあたりの結構あやふやなままになっていることが、きちんと説明されているし、なによりベンチャー企業が陥りがちな失敗例や、欄外に記載された実務経験豊富な磯崎哲也氏のノウハウなどが事細やかに記載されている。個人的には読み終わった感想として、これはエンジニアにとって世界を変えるためのもうひとつの武器なんだな、と思った。つまり、技術で深く世界に影響を与えるための新たな武器として「ファイナンス」が紹介されている。
別に僕もファイナンスで世界を変えられるとは思ってない(世界を変えるのは技術と意思だ)けど、すくなくとも知っておいたほうがいいし、ここをスタート地点に深い知識をもって自分なりの武器にできたら、きっとあたらしい視点がひらける、と思った。つまり、普通に良書なので読んでおいたほういいです。