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「週4時間だけはたらく。」を読んで金輪際ライフハック本を読まないというライフハック

非常にメタな感じのタイトルでスタートしてしいましたが、タイトルのとおりです。

「週4時間」だけ働く。「週4時間」だけ働く。
ティモシー・フェリス 田中じゅん

青志社 2011-02-03
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僕がこの本に惹かれた理由

これまで2回「週4時間だけはたらく。」をエントリーで紹介しました。

上のエントリーを書いた後も、ちょくちょく読み返しているのですが、どうして自分もこの本をここまで読んでいるのかと改めて考えて見ました。そして、「この本に書かれている極論以上のことはたぶんないので、この本はいままでのライフハック本の全てのエッセンスを含んでいる」からだという結論に達しました。この結論から一つのアイディアをおもいつきました。それは、「「週4時間だけはたらく。」を読んで金輪際ライフハック本を読まない」というライフハックが存在するということです。これはちょっとおもしろいアイディアです。

ライフハック本に終わりがない理由

というのも、ライフハック本(自己啓発本)と英語学習本とダイエット本がこれだけたくさんリリースされて、はてなブックマックのホットエントリーにもいつも上がってくる理由は、簡単にいうと知識だけでは成功しないからです。これらは「投資する時間を増やす」という根本的な方法でのみ解決する類の課題であり、知識だけで何とかできるものではありません。特にライフハックは、たとえうまくいって成功をゲットしたとしても、成功というのは時間が経てばそれが自分にとっては普通になってしまうため結局次の成功を求め、ライフハックを求めてしまいます。悟りを開かない限り、このサイクルは永久に続くと思うので、ライフハック本が売れなくなるということはないというのが僕の結論です。
ただ、本当に世の中のライフハック本が役に立つかというと、御存知の通り全然役に立たないのが普通で、たとえ役に立ったとしても、まぁ、長い目で見たら誤差の範囲内というネタが多いかと思います。

極論中の極論、最も濃いエキスが一冊に凝縮されているメリット

だけど「週4時間だけはたらく。」は違います。ここに書かれているのは極論中の極論であり、これ以上のことを書くとたぶん現実味がなさすぎ(この本もすでにないけど)であり、ここに記載されていることを実行できたら、変わるという意味では絶対に変わります。それがいいことなのか、悪いことなのかジャッジすることは難しいですが、すくなくともな変わることは疑いようがありません。そして、この本に記載されているエッセンスを、ほとんどのライフハック本は単純に薄めているだけというのが現実であり、であれば、最も濃いエキスが凝縮されている「週4時間だけはたらく。」を読んで、これからライフハック本を読むのはきっぱり辞めるというのもアリなのではないかと思います。どうせ、他のライフハック本はこの本に書かれていることを口当たりよくまとめ直しただけなのですから。
[おまけ]ご意見、ご感想などはTwitterやっているので、@gamellaに送っていただければ。