FutureInsight.info

AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

ロサンゼルスで暮らすライフスタイル

以下のスタートした「みんなでライフスタイル」プロジェクトの第5弾です。

まとめサイトはこちら。

今回回答いただいたのは、ロサンゼルスで働くkskさんです。

簡単な自己紹介と海外に移住した理由を教えて下さい。

2007年に新卒で日系企業に就職し、その会社の子会社に2011年から出向でアメリカはロサンゼルス(以後、LA)に現在、滞在してます。特に、元から海外で生活したいという希望は全くなかったのですが、会社側から棚ぼた的に機会をもらったため、いろいろ検討し辞令を承諾してアメリカにくる事になりました。

最近、僕の周りでも結構海外勤務の話を聞きますが、全く希望はなかったというのが新しいですね 笑

現地に移住してみてはじめて気づいた、日本で制度的、文化的な理由によりライフスタイルが縛られていることがあったら教えて下さい。

制度的というよりは、文化的だと思いますが、「○○してはいけないのではないか感」という空気というか、世間の目みたいなものの影響というのはかなり大きいなと感じました。LAは、日本人(5万人くらい。正確ではないかも)もかなりいますが、まったく、そういう感じがありません。何でもあり。無法地帯。LAに着たばかりのときはそんな印象を受けました。
あと、敷かれたレールみたいのが日本に比べたら無数にあるという点。日本だと、大卒→大企業ないしそれに順ずるような企業にというのが、一番多いと選択肢だと思いますが、アメリカでは、それ以外の選択肢が多様にある感じがします。転職がしやすいという前提があると思うのですが、途中で職(仕事)を返ることに対する抵抗感というのが、アメリカ育ちの友人を見てると圧倒的に日本より低いと感じます。

無法地帯!敷かれたレールが無数にあるという表現が新しいですね。

日本では達成することができなかった、現地に行って良かったと思われる点、海外生活の楽しい点などがあったら教えて下さい。

年中気候がよくて、気持ちよいのと、その影響も多分にあるか感じますが、自由すぎる点。それ以外は、日本の方が断然楽しいと思います。

日本のほうが断然楽しいというのは、なんかこういうアンケートだと新しい回答ですが、日本って楽しいこともたくさんありますからね。

逆にここは日本の方が良かったという点、現地だとこれは達成できないだろうなと思われる点があったら教えて下さい。

安くておいしい世界各国の料理。時間通りに物事が進むすばらしさ。ファーストフードで注文しても、きちんと頼んだものが問題なく出てくるすばらしさ。チップ不要。公共交通機関の充実。サービス全般に言えますが、日本のサービスは過剰な部分があるのは否めないですが、世界トップだと思います。

うーん、すごいなー、日本。素晴らしいポイントだらけですね。僕もアメリカ行って思ったのが、食事が結構高いことです。自分の大学生活振り返っても、500円出せばお腹いっぱい食べれる定食屋から、1000円で多種多様なパスタが食べられる店までいろいろありましたが、日本だとまぁ1000円だせば、いろいろ美味しいものを食べる選択肢がありますが、海外って、そもそも一皿がでかいから、店に数人で行ってシェアして食べること前提なのですよね。これって、結構コミュニティとかに上手く属してないと食事面倒だな、と思いました。カフェみたいに入りやすいところもあるのですが、カフェのご飯って結構飽きるじゃないですか。いや、これって非コミュの人は結構きついなって思います。
サービス過剰の話はyukanonさんのアンケートでもありましたが、日本のマイナスポイントばかりではないですよね。

日本と現地でライフスタイルの多様性を実現する上で大きな違いとなっているもの、日本では導入されればいいと思っている具体的な事例があったら教えて下さい。

移民の受け入れ。肌の色ではもう判断できないくらいいろんな方がいるため、その人たちが持ち込んだバックグラウンドが、多種多様な価値観を、受け止める土台になってる気がします。逆にそれが、ネックでサービス全般に質が低いのだと思います。日本人の単一民族、同一言語というのはサービスの質の点でかなり有利に働いていると感じます。

たぶん、日本で低賃金労働がこれほど多くなっても治安が維持できているというのは、単に移民を受け入れてないから、という側面が大きい気がします。正直、僕は移民受け入れるほどの文化的な柔軟性がこれから人口が減る日本に残されているかというと、多分NOだと思うのですが、企業はガンガン留学生を採用する方向にシフトしていっているので、そこが突破口になってくれればおもしろいな、と思います。でも、そうなると日本人の就職は減る一方なのでこれもまた難しい問題なのですが。

現地にいても、これは日本と変わらず、個人の力で達成すべきこと、むしろ日本よりも重要視されることがあったら教えて下さい。

何かを達成する上での向上心や努力。努力した分だけ、報われやすい環境がアメリカにはあると思います。それに比べ、日本の方が、運や縁の人生への影響が多い気がします。

日本では運や縁がものをいうというのはそのとおりだと思います。ただ、例えば先輩のkosukさんとか見てもフリーランスで活動しながら運も縁もすごく大事にしていて、それが非常に次の仕事に結びついているんですね。この運と縁を大事にする部分っていうのに、どれくらい早く気づくかというのが、大事なポイントだと思います。

まとめ

ロサンゼルスで働くkskさんのアンケートを紹介しました。ご意見、ご感想などもしあれば、Twitterやっているので、@gamellaに送っていただければ。あと、よろしければ海外在住の方は以下のアンケートにお応えください。