SiriとはiPhone 4Sで利用可能なiOSの音声認識クライアントです。いろいろ不満点もありますが、個人的にはSiriのような音声認識クライアントは将来のモバイルコンピューティングの一つの構成要素だと思うので、かなり積極的に利用しています。
ひと通りの操作を試してみて、実際にこれは使い物になるな、というコマンドをまとめてみます。
特定の人にメッセージを送る
「○○にXXXXXと伝えて」というコマンドを使います。○○に連絡帳に入っている名前をXXXXXにメッセージの本文を入れます。
さすがに連絡帳に入っている全員の名前を覚えてませんが、奥さんなどの特定の人に「会社をでました」のような短いメッセージを送るのは全てSiri経由で行なっています。これは10回中9回くらいは成功するので、ストレスなく行えます。
アラームの設定
「19時にアラームを設定」というコマンドを使います。19時の部分は好きな時間に変えることができます。
このコマンドもかなり便利です。少なくとも時計アプリを起動するより明らかに手軽にアラームを設定できます。このコマンドはいまのところ失敗したことありません。確実にSiriの方が早い動作の一つです。
カレンダーに予定を入れる
「X月X日に○○の予定を入れて」というコマンドを使います。そのあと時間を聞いてくるので時間を答えます。
一括で「X月X日のXX時に○○の予定を入れて」というコマンドを入れることもできますが、コマンドは短めで使うほうがキャンセルが行い易いので、安心です。発音に自信がある人は一括で良いかもしれません。iPhoneのカレンダーはGoogleカレンダーに同期してあるので、結構便利です。
○○の天気を確認する
「○○の天気」というコマンドを使います。○○に地名をいれます。サンフランシスコとか海外の天気もOKです。海外に行った時にWiFiあるところで使いまくってました。
株価を確認する
「○○の株価」というコマンドを使います。これもWebとか株価アプリで調べるより確実に早く調べることできます。それほど、株価とか見ない人には関係ないですし、プロには非力すぎると思いますが、気になった時にぱっと調べる用途には一番向いていると思います。
あんまり使えないものとSiriの未来
音楽再生とか電話はそもそもiTunesや連絡帳に入っている人を全て覚えているわけではないので、結局アプリ経由で使ってます。上記のものはメッセージも送信前に確認があるので、ミスっても対して問題ではなく、さらにほとんど言い間違いがないので、使い続けています。
個人的にこの音声アシスタント機能がどこまで進化するか、というとたぶんそこまで劇的な進化はないと思うのですが、だんだん使えるコマンドが多くなってきた時、いつのまにか操作の半分くらいがSiri経由になるのだろうなーと思っています。ジョブズは死ぬ間際の1年でアップルの4年分の技術ロードマップを作成したということですが、このSiriに関する仕事も将来偉大な仕事として評価されるようになる気がします。