いま、はてブのトップページを開いたら以下のエントリーがトップでした。
まさか骨盤スクワットが一位とは、と思ってブックマークのページを開いたらずらっと並んだクマアイコン。これははてなが展開する女子向けブックマークアプリB!KUMAガールズで開設したユーザのデフォルトアイコンですね。うーん、なるほど影響力増大しているなーと思った次第です。
クックパッドのレシピが突然登場することで、B!KUMAガールズの影響力が増大していることは気づいていましたが、もうランキング上位にまで影響力を与えることになっていたのですね。最近、このようにスマートフォンアプリがユーザーとのメインの接点となりWeb側の専用インターフェースはないというタイプのサービスが増えているように思います。
つまり、以下の様な構成です。
- Web側では汎用的なデータの閲覧方法のみを提供。またはそもそもWeb側のインターフェースはない。
- アプリがメインのインターフェースとなり、ユーザーは基本スマートフォンのみでそのサービスを利用する
この方式が面白いのは、アプリのインターフェースを変えることで、同じサービスなのに複数のセグメントのユーザにリーチすること。たとえば、はてなは「はてなブックマーク」アプリというあまり特色のない一般的なインターフェースのアプリと「B!KUMAガールズ」というピンク、クマアイコンベースの女子向けインターフェースで統一し、人力で女子向けのエントリーがピックアップされるアプリの二つをはてなブックマークというサービスをベースに展開しています。つまり、一つのベースとなる汎用性の高いエンジンをサーバ側に構築して、スマートフォンアプリ側であるユーザのセグメントに特化したアプリを作成し、いろいろな種類のユーザにリーチするというアプローチです。
歴史をたとれば、TwitterなどもTwitterという汎用のエンジンを提供し、多様なクライアントソフトがリリースされ一気にユーザの幅が広がりましたが、もっとてっとり早く、汎用エンジンをベースにB!KUMAガールズのように人力で味付けして多様なスマートフォンアプリを展開するという方法は結構おもしろいな、と思う次第。B!KUMAガールズは情報のパッケージの仕方を人力で調整しているので、これってつまり一つの編集的なアプローチと考えることもできます。
このようなスマートフォンアプリ側の影響が他のサービスでも見え始めており、まさに情報の接し方が変化の局面にあるんだなー、と感じました。