ノートパソコンはThinkpadを大学生のころから使い続けてきましたが、Thinkpad T410の次はMacBookを買おうと思っていました。
Retinaモデルを買うか、MacBook Air 11インチを買うか(13インチ買うならRetinaモデル買おうと思っていた)散々迷った末に、今の自分の気分だとMacBook Air 11インチの手軽さだという結論に達して価格.comの最安値で購入。当時はPCボンバーで77500円でした。
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なぜMacBook Air 11インチを購入したのか
MacBook Air 11インチを買った理由からですが、これはちょっと特殊な感覚かもしれませんが、iPadに触れるたびに、この手軽さのノートが欲しいと思っていました。というのも僕のアウトプットはほぼテキスト、たまにスクリプト言語程度なので、タブレットというのは自分にとってかなりノートパソコンより劣ったデバイスです。ただ、あの手軽さは魅力で、iPadに触れるたびに、もう14インチのノートは自分には重量的にも、気分的にも重すぎるという気持ちが高まっていきました。で、いろいろ考えた末にMacBook Air 11インチなわけですが、この手軽さはやはりいいですね。さすがにiPadには劣りますが、それでもいままでにない手軽さでノートパソコンを開くことができます。これは14インチのノートを使っていたころにはなかった感覚です。なんとなく、最近ノートパソコン触りたくないなーと思っている人は、単純にそれがデバイス的な気軽さの問題の可能性もあるかもしれませんね。それほど、MacBook Air 11インチを買ったあとは気軽にノートパソコンを開いています。SSDの速さともあわさって、ちょっとこの手軽さは代わりがないかもしれません。
MacOSXを3時間ほど使ってみた感想
大学時代はLinux、社会人になってからはWindowsを使ってきたので、これがはじめてのMacOSXデビューです。こういう新しいOSを触る機会というのはすごく貴重で、いままで当たり前だと思っていた自分の様々な行為が自分はOSの設計に依存していたり、局所最適化されていたりすることに気づくことができます。とくに、MacOSXという全くの異文化ながら、他の環境と比較しても非常に高い評価を得ている環境に接するという機会はこれが最初で最後ですから、感じたことをメモっておこうとおもいました。といっても、多くはMacOSXを利用しているユーザにとっては当たり前のことでしょうから、WinユーザがMacOSXを触った時にどんなことを感じたかのメモとして読んでいただければよいかと思います。
- トラックパッドの操作性の完成度がWindowsと違って高すぎます。Windowsのときのトラックパッドの価値は、自分にとってはThinkpadのトラックポイントからみたらおもちゃみたいな感覚でしたが、MacOSXのトラックパッドが提供するUX、例えば全画面表示モードをトリプルタッチ・フリックで切り替えることで、自分が今集中する作業を一気に切り替えるUXはクリエイティブに対して考えぬいた凄みを感じました。あと、二本指のスクロールも素敵ですね。これはデバイスから垂直統合できるAppleの強みであり、多点タッチをサポートすることが環境として保証されていることがこれほどユーザー体験を向上させるのか、という良い例だと思います。
- 検索ダイアログのSpotlightがただの検索としても、アプリのランチャーとしても便利すぎますね。Windows 7の検索ボックスもまぁ少しは使い物になるようになりましたが、Spotlightと比較するとおもちゃですね。そして、アプリのランチャーとしても優秀なので、スタートメニューの概念がほとんど不要になります。Dockも触った感じ、Spotlightでアプリを起動ればいいので、現在起動中のアプリを確認するだけの用途で十分ですね。一個のツールがこれほどユーザ体験を変えるのか、というすごくわかりやすい例でした。
- 右クリックが物理デバイスとしてないのは不便ですね。現状、右クリック相当の動作はOSデフォルトの二本指タッチに割り当てているのですが、今のところこれを使い込んでも、右クリックという物理的なデバイスがあることに優る操作性が実現されそうな気はしません。ただ、いままでのWindowsの操作が右クリックに頼りすぎていたんだなー、とも感じたので、これから自分にとって右クリックの価値が下がっていくのかな、とも思っています。[追記] 右下クリックに割り当てたほうがよいうという意見もあったので、後ほど試してみます。
- iPhoneとの親和性はやはり高いです。GoogleやiCloudのアカウントを適当に設定すれば、すぐにiPhoneと写真やカレンダーが同期されるのは、iPhoneユーザーにはやはり快適です。普通に快適すぎて、どうしていままでこれが実現できてなかったのでしょうね、とおもいます。MSもたぶんWindows Phone 7とか使うとこんな感じなのかもしれませんが、スマートフォンのスタンダードをとっていることがPC環境にも大きなアドバンテージとなっているんだなー、ということを感じました。
- アプリに関しては、そもそもエディタとブラウザがあればあとは専用アプリはあまり使わない派なのですが、ブラウザはChromeでいいものの、エディタが見つかりません。とりあえず、おすすめしてもらったmiを利用しており、これもなかなかいいエディタなのですが、Windowsのころ使っていたEmEditorと比較すると細かい部分で見劣りします。ここに関しては要研究です。
- 使い始めて1時間で、すでにあまりストレスなく利用できています。たぶんこんなことはLinuxやWindowsではありえないと思うので、このあたりのUXの作りこみはさすがだな、と思いました。設定項目が、自分の予想したところにきちんと存在するんですよね。これだけで、新しいOSを触るときは全然違いますね。
- GoogleのおかげでOSの壁というのは明らかに薄くなっていますね。Gmailは言うに及ばず、Chromeをダウンロードしてログインし、Google IMEなどのツールをダウンロードして、そのまま利用するだけで、使い慣れた環境がそのまま手に入ります。これも体験して改めてOS自体のコモディティ化をGoogleが進めているということを実感しました。あと、たぶんGoogleの中の人がMacOSXを使っているからだろうとおもわれる、よく考えられている親和性の高い箇所がいろいろ見られて面白かったです。特にChromeの全画面表示モードはこれってこのままChrome OSじゃん、と感じて、面白かったです。
- フォントがきれいなのは正義!
とりあえず、使ってみた感想はこんな感じでした。ほかにもいろいろ便利な機能があるようですし、きっと3日ほど使うと違うこと感じるとおもいますが、現時点の感想をメモ代わりにまとめておきたいと思います。