今月のBRUTUS Casaは年に一度の住宅特集。これは良いという家から、この家絶対に住みにくいだろというドリームハウスまで色とりどりの家がそろっていて住宅好きの僕としては満足度高い特集だったのですが、その後ろにポツンとついていた「後悔しない家づくりの失敗談。」という特集が面白かったで紹介。
![]() | Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2013年 02月号 [雑誌] マガジンハウス 2013-01-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
- 土地を買ってから住宅ができるまでハウスメーカーはある程度早いが、建築家物件は1年くらい余裕でかかるのでその期間は賃貸の家賃と、土地のローンと設計料、工事費のダブルローンに苦しむことになる
- 引越し後にはじめて夜特有の騒音に気づくので、夜の環境は要チェック
- 今持っている家電ピッタリに家をデザインしてしまったので、サイズアップした家電が入らなくなるので余裕を持った配置が◯
- 作るときにいつかはやろう、と後回しにしたものは、将来的にまずやらないので最初に無理にでも頼んでしまったほうがよい
- はめ殺しの窓の使い勝手の悪さは住んでみないとわからない
- 今流行りのリフォームによるスケルトン天井は熱が逃げるし、上に音が漏れるので近隣問題が発生しやすい。
- リノベはきちんと考えないと光熱費が予想外にかかる
どれもこれもメジャーなポイントですが、実際に作ってみないと気づかないことも多いと思うので、結構良い特集だと思いました。
あと、リノベは最近流行っていますが、やはり罠が多いように思うので、光熱費とかもろもろの問題もきちんと検討して行った方が良いように感じます。特に最近築30年超えのマンションを購入してリノベするのが流行っていると思うのですが、修繕積立費の枯渇とか築30年超えのマンションってすごく問題が多くなっている時期のはずです。とくに機械式の装置が多いマンションだとこのあたりのメンテでいきなりお金が必要になる可能性もあると思うので、かなり慎重にマンションの修繕積立の状況などは調べたうえで購入してリノベしたほうが良いように思います。リノベの罠ももっとBURUTUS Casaのような雑誌が特集してくれると良いですね。