先日のエントリーでポータブルに500万円稼ぐ手法に興味を持っている人が多そうと感じました。
自分でも、興味ある分野だったので、そのあたりを調べてみるために、以下の本を読んでみました。KIndle版があったのでさくっと購入です。
気がつけば、あなたも起業家! 貯金はいらない。会社を辞めなくても始められる。主婦の方にも向いている ……誰でもきょうからできる、手軽な方法です。 ◎マイレージの利用法を教えるだけで年収750万円 ◎音楽教室のスケジューリングをするだけで年収3000万円 ◎カンタンなブライダルアクセサリーづくりで年収500万円 本書は、元手たった1万~数万円でビジネスを始め、 年間500万円以上の収入をあげた人を徹底調査してできました。 しかも、登場人物のほとんどは、起業家をめざしていたわけではありません。 ちょっとしたアイデアから自分のビジネスをつくる 世界一カンタンな起業の教科書です。
1万円を元手に年500万円稼げる起業をしようという本ですから、まさにこのエントリーの目的に合致した本です。内容としては、ざっくりしたテーマの割に、実際にうまく年に500万円を稼いだ人を取材し、その取材をベースに方法論として手堅くまとめており、少なくとも何か小さなビジネスを始めようと考えている人にとっては良い内容でした。この分野に興味あるなら、1000円でこの情報にまとめてアクセスできるなら価値がある人が多いのではないかと思います。
ただ、読んでいてちょっともやもやが残ったので、そのあたりを整理したいと思います。
それは、当たり前ですが、まず「何を売るか」という問題に関する答えはこの本を読んでも基本的にはでないこと。もちろん、こんなものも売り物になる、こういうアプローチもある、ということはこの本に書かれていますが、肝心の「何を売るか」は自分で最終決定する必要があります。そして、多くの人にとって一番高い壁はこの「何を売るか」を決める部分だと思います。というのも、基本的には人に売れるものを知識でもサービスでもモノでも作成することって、すごく難しくて・敷居が高いように感じると思うので。
といっても、この敷居の高さを超えることができれば、実際に売り始めて、結果をみて方向性を修正して、いろいろ試行錯誤ができるのも事実。となれば、この何を売るかの部分に関してどのくらい突き詰めることができるかが、ポータブルに500万円稼ぐための一番のポイントなのだな、と感じました。
例えば、自分だったら何を売るでしょうね。そういえば、この前飲み会で話した東京都の保活をタイムラインでエンジニア向けに説明した話などはお金を払ってもほしいひといるかもしれません。今の保活って、断片的な知識や感情論で書かれている記事は非常に多いけど、エンジニアがテクニカルな視点で書いた資料というのはほとんどないので。こういう小さなネタでも、もしかしたら何かしらものになるかもしれないので、自分でも試行錯誤して、いろいろ試してみるのもありかな、と読んでいて感じました。
なにか売るもの・取り組むことさえ決まってくれば、この本の内容はすごくよくまとまっているので、まずはこの本読む前に自分で売れるもの・取り組むことを一度自分の力で考えてから、読むのが一番効果ありそうです。そんなわけで、「何を売るか・取り組むか」の答えを見つけるのはなかなか難しいですが、そのあとのステップは非常に明瞭に書かれているので、実用書としてなかなかオススメです。