以下のエントリーが非常におもしろくて、結構長いけど読んでしまった。
最近、マンション相談をうけることが結構有り、そのときは大体以下のことを言っている。
- マンションはリセールバリューがすべて。当たり前だが、10年後に1000万円値段が下がるような物件は買ってはいけない。
- リセールバリューを保つことができる地域はわずか。さらに物件が限られる。つまりほとんどの場所でマンション購入は向いておらず、そのような戦いに参加する気がない人は基本は賃貸がよい。
- 現状の新築マンションは資材・人件費高騰で高すぎるので、ほとんどの物件は購入に適さないと考えておいたほうが安心。
ただし、豊洲・タワーマンション事情というのはすごく特殊で、上記を考慮してもなお、購入候補に値する物件がたまにある。例えば、こういうランキングを見るとだいたいそういう物件の傾向が見えてくる。
僕もここ3年くらいで、まぁ、ここを買ったらほぼ値上がりするだろうな、というマンションはいくつかあって(品川シティタワーのような200倍になった超例外を除いても)、そういうマンションはだいたい上の記事にでてくるようなマンションブログでも非常に話題になるのだけど、実際にマンションを買おうという人はそういうテクニカルな指標よりも、どちらかというライフスタイルの変化に併せてマンションを買おうとしてしまうので、結果的にあまりよくないものを買ってしまう。
もちろんライフスタイルは重要だが、それは賃貸でもカバーできる。基本的にマンションは自分のライフスタイルの変化に併せて買うものではなく(そういう買い方は大体あまり良くないものを買ってしまう)、リセールバリューを保てるものが、自分の通勤圏内に運良く現れた時に厳選して買う、それ以外は基本は賃貸で過ごすというくらいの心構えの方が結果的に気が楽だと思う。今思えば、リーマンショック直後というのは、本当に買いごろで、上の記事にも書かれている以下の様な話がごろごろしている。
湾岸で6年っていうのはさっきから話題になっている超底値の時代なんですよ。まあ坪200前半で普通に買えた人達なんで、6年経ってもなんか買値の1.5倍で売れたらしいよとかいう噂が出たりとかして。要はほぼただで住んでる感じです。で、どこに引っ越して行くかっていうと、なんか文京区の低層に引っ越しましたとか、一戸建てにしましたとかいうのもあって、別にタワーじゃなくてよかったんだっていうはちょっとありますね。
まぁ、こんな時代もあったけど、たぶん新築マンションの値段を見ると、ちょっと今買うのはむずかしいのではないかなー、と思う。そんなわけで、どうしてもマンション買いたい人は定番だけど、以下の本や上に登場するマンションブログ読んで、タイミングを見計らうのがいいのではないでしょうか。
もちろん基本は賃貸で良いと思います!