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WIRED Vol.13のオキュラスリフト特集がよかった

なんとなくいつも買っているWIRED。そろそろKindleで購入しようかなと思いつつ、いつも雑誌で購入しているのですが、今回はファッション特集ということで見送ろうかと思いましたが、なんとなく購入。そして、パラパラ読んでみたら巻末のオキュラスリフト特集がかなり良かったです。Kindle版の方が若干やすいので、今後はこっちにするつもり。

オキュラスリフトとは今話題のヘッドマウントディスプレイとそれ用のアプリを作成するSDKを含んだ統合VR環境。ということは知っていても、どういうふうに話題になったのかあまり把握してなかったのですが、その話題になった時系列がかなり詳細にまとめれおり、記事全体で15P、文章だけのページが6Pなのでかなり読み応えもあります。

もともとVRというものの興味を頂いてた18最の青年が、id softareのファウンダーで「DOOM」の開発者としても知られるゲーム業界のレジェンドジョン・カーマックにより注目され、まさにカーマックの開発した歪み補正板DOOM3によって、カーマック自身がE3で宣伝しまくってくれた、という怒涛の展開。その後、オキュラスVRを起業し、カーマックがオキュラスVRのCTOとなり、天才的な技術により開発されたというストーリーは一つのデバイスのストーリーとしては一つの伝説になるくらいのスピード感です。

そして最終的にFacebookに買収されるわけですが、今後長期的にVRの発展させようと考えた時にFacebookに買収されることで、資金の心配をなくしたというのは、確かに英断だと思います。

まぁ、そんなわけで、ファッション系はあんまり興味ないなーと思ってWIRED買い控えていた人もオキュラスリフト特集はかなり良かったですよ、という話。今後どのような展開がまっているかわかりませんが、これ読むとひとつの技術としてより、ひとつの体験としてどのようなものが実現されるのか非常に楽しみになります。