なんと10年越しでシャーリーの2巻がリリースされましたので紹介!なぜか2巻は半額セール中です。
森薫といったら、「エマ」も「乙嫁物語」もだいぶよいですが、物語の総幸せ量でいうとシャーリーが一番。ちょうど「乙嫁物語」のほのぼの回が続いているようなイメージですが、読んでてここまで幸せになる物語も珍しい。読んでいるこっちもなぜか半笑いになるくらい良いです。
この総幸せ量を支えるものは、何かというとそれはもう自明で作者森薫の惜しみないメイド愛です。特にシャーリーは主人公のシャーリーが13歳という年齢なので、そこから覗き見る世界が一つ一つ全部新しい世界。これが読者の立場とシンクロして、読者もその新しい世界を体験するという構造です。そういう意味では、ちょっとよつばと!の構造に似ているかもしれませんね。
まぁ、とりあえずまだ未読の人は読んで損なしでしょう。いまのところ「エマ」みたいな厳しいシーンもないので、休日のお昼とかにほのぼの読むのに最適ではないでしょうか。そんなわけでオススメです。