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AI、ビッグデータ、ライフサイエンス、テクノロジービッグプレイヤーの動向、これからの働き方などの「未来」に注目して考察するブログです。

NHK「スーパープレゼンテーション」の伊藤穰一・山中伸弥「未来を語る」対談AI/ライフサイエンス関連トピックのメモ

TEDのトークを紹介するNHKの番組「スーパープレゼンテーション」のスペシャル対談で伊藤穰一・山中伸弥が対談するとのことえ、今気になっている分野のキーパーソンなので、早速チェックして、気になったことをメモしました。

といっても、基本はプレゼンテーションのことメインだったのですが、ここではプレゼンテーション抜きで、AI・ライフサイエンス関連で話したことを箇条書きでまとめてみます。量的にはかなり少なめですね。

これは良く話題になるAIが人間の仕事を奪うというトピックに関してのJoiの一言。

Joi: 人工知能が進化すると人間の仕事がどんどんなくなるが、人間はもっとクリエイティブなことにフォーカスすればよい。

こちらは遺伝子工学に関しての生命倫理に関しての会話。

Joi: バイオやAIを極端に悪く言う人もいるし、逆に遺伝子工学を活用した素晴らしい未来を語ることがいる。 遺伝子技術の活用に関して、遺伝子をいじってはいけない・障害を治すのに利用してよい・積極的に活用して良いという3つのレベルがあると思うが、そのあたりは山中さんどうですか。

山中氏: 10万円・1日くらいで解析できるようになっているが、解析すると「正常な人」「正常じゃない人」の区別なんてつかない。このような観点から考えると科学者の進歩

Joi: 倫理的な対話はどうすればよいでしょうか?

山中氏: 研究者・生命倫理の文系の方・一般の方に情報を正確に伝えることが大事。如何に正確に伝えるか、また、きちんと聞くのも非常に大切。この対話をするのが大事。

最後に2015年の抱負について。僕はバックエンドがITとライフサイエンスなので、このあたりの分野について勉強しなおして、ブログでも最新トピックを追っていきたいなーと思ってたりします。

山本: 今年の目標はIPS細胞の医療利用に向けて全て頑張る

Joi: 遺伝子工学などを今必死で勉強しているので、来年は先生とライフサイエンスについて語りたい

山本: 今ビッグデータでライフサイエンスは宝の山なのに、全然解析できていない。僕もその辺りで伊藤さんと話せるようになりたい

全体として普通の一般向け対談だったのですが、今注目している分野への言及があり、楽しめました。NHKの番組だと今晩のネクストワールドが非常に楽しみで、こちらも気になったトピックあったらメモとっておきたいと思います。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0103/