以下のエントリーで「小説家になろう」の初心者向け楽しみ方を紹介してみました。
基本的な楽しみ方は上のとおりなのですが、ちょっとだけ追加でいろいろネタを書いてみようかと思います。
たまに現れる激面白い小説に出会う
「小説家になろう」で一番アドレナリンが出るのは、たまに現れる激面白い小説に出会った時。数多の小説が毎日公開されている中でもそれに出会える確率は非常にレアなのですが、逆にこれは面白いというやつに出会った時の感動はひとしおです。
今だと、「その無限の先へ」がダントツでおもしろいと思います。
http://ncode.syosetu.com/n6811ck/
「小説家になろう」はみんなが転生・チート・ファンタジーのようなネタをやっていて、その小説同士が高め合っていくという一種の蟲毒のようなバトルが繰り広げられているのですが、そのような場だとどうしても「小説家になろう」のメタという現状を逆手に取ったような作品がウケる傾向にあります。「その無限の先へ」はこのメタへの配分が非常に適切でメタに寄せ切らず、少年ジャンプのような王道展開をしつつ、筆力がすごいという、この人本当にプロではないのか、と疑うレベル。たまに現れるこのようなキラ星のような作品に出会うことが「小説家になろう」の一番の王道の楽しみ方なのだとおもいますね。
こんなこと書いていて、実際はプロの匿名作品だったらどうしよう。でもそれでも全然おかしくない面白さです。
完結済み・書籍化済み作品は当然おもしろい
「小説家になろう」は現状のライトノベル界の一大勢力なので、当然多数の作品が実際に商品として発売されています。その中で、作品を探せば当然、普通に作品を探すよりも、良い作品を見つける可能性が高いわけです。書籍化作品は常にこちらで紹介されているので、ここをチェックするというのが一番手軽な楽しみ方かもしれまんせんね。
すでに完結してオススメの作品は以下のとおりです
http://ncode.syosetu.com/n4124bs/
ファンタジーの世界で雑貨屋さんというなかなか渋いところをついた作品ですが、転生もチートもないというあまり「小説家になろう」っぽくない作品。でも非常におもしろいです。
http://ncode.syosetu.com/n5011bc/
こちらも転生もチートもないですが、中身はファンタジーとSFが軽く混じっていて、人物描写が見事というまさに王道のファンタジー作品。こちらも非常におもしろいのですが、上の「シャルパンティエの雑貨屋さん」と比べるとちょっと長いので時間があるときなどにおすすめです。
http://ncode.syosetu.com/n9218ci/
こちらは書籍化されていないものの、手頃な長さとちょっとミステリー仕立ての構成でおすすめの作品。これの続編を作者さんはすでに少し書いているらしいのですが、今は「堕落の王」の方に注力しているみたいで、続編はまだみたいです。でも「堕落の王」も非常におもしろいのでオススメです。