Alpacaで働き始めてから、バックエンドは非常に強力なメンバーがそろっているので、主にフロントエンドを担当しています。 もともと大企業で仕事していたということもあり、やはりスタートアップのスピード感とヒリヒリ感は想像するよりもずっとずっと早いわけですが、 ちょうどCTOの@umitanukiが面白いエントリーをAlpacaブログに掲載していたのでご紹介。
http://blog-jp.alpaca.ai/entry/2015/10/26/074801blog-jp.alpaca.ai
まさにこのあたりのツールの選定やそれを使ったチームの動き方は主に@umitanukiが設計している部分なのですが、上に上がっているツールは、 ほぼすべてAlpacaに入ってから使い始めました。ぼくが非常に面白いと感じたのは、それぞれのツールは非常にとんがっているので、 どういうふうにチームを動かすかの思想と、ツールの設計思想がマッチしているかがツール選定の最重要となる点です。
例えば、上にあがっているダイレクトサポート・コミュニケーションツールであるIntercomなどは非常に良い例だと思うのですが、 Intercomを採用するというのは、ある一定以上の権限を持った人がそのままチャットでダイレクトサポートをするというのが最も効率の良い 形になります。これは、なかなか大企業のサポートチームでは採用しづらい。きちんとしたディスカッションをして、企業としての整合性を 保つことが企業として大きくなればなるほど重要ですが、逆にそこにスタートアップはIntercomを全面採用して漬け込む隙があるわけです。
あとはPivotalTrackerですが、これはもうアジャイルやるぞ~というチームしかまさに採用できない、思想の塊のようなツールです。 しかし、これでチームが動くことになれれば、仕事のプライオリティをCTOがきちんと毎日並べ替えていれば、あとは各人がひたすら作業 するだけに集中できます。まさにマネージメントレイヤーの力がそのまま問われるツールだと思います。
こういう一つは一つの局所戦での最適化が、最終的にスタートアップがスピードを上げて、大企業とのゲリラ戦で勝利をおさめる鍵になって いるのではないかと感じている今日このごろです。