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リモートワークとAlpacaの新オフィスの話

以下のエントリーを書いたのだが、そういえば、こっちのブログは全く更新していないことに気づいた。

http://blog-jp.alpaca.ai/entry/2016/02/23/180716blog-jp.alpaca.ai

もうすでにAlpacaで半年くらいリモートワークをしていて、いよいよ丸の内にオフィスができるわけだが、 さすがに半年くらいリモートワークをするとリモートワークの勘所的なものもわかってくる。

以前、「強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」」などを読んでリモートワーク に関してある程度理解をしていたと思って入るのだが、実際にやってみるとたしかにリモートワークというのは、 コツというものがある。

まだ、第一に信頼できるメンバーであること。それは技術においてもそうだし、プロフェッショナルであるか という点においてもそうだ。きちんとわからない部分をわからないと早めに連絡し、技術的な検討をこなし、 わからない箇所ではまることを避けたり、曖昧な仕様を早めに整理できないと、そのロスがだんだん肥大化していく。 このロスはスタートアップでは、基本許容できないと思うので、単純にここをカバーできないなら、リモートワーク は基本するべきではないと思う。

じゃー、良いメンバーが揃っていればできるかというとそうでもない。例えば、メンバーの半分以上は一つの 拠点にいるけど、残りの数名がリモートワークをしているケース。これは、リモートワークをしているメンバー にとっては情報の偏りがかなり負担になってくる。

僕はこの問題をヘッドクオーター(原則意思決定を行う拠点)が存在するかの問題だと思っていて、ヘッド クオーターがあるとどうしてもそこで全てが決まっていくので、リモートワークに参加できるメンバーは 「意思決定にあまり参加しないメンバー」ということになっていく。これもスタートアップのスピード感に はあまりマッチしない。

と考えると意外にリモートワークはスタートアップには向いてないのではないか、という気になってくるが、 たぶん向いてないのだと思う。いや、まじで。

逆に、以下の2つを満たすというレアなケースにおいて、とても強力な手段になってくると思う。

  • 信頼できるメンバーで問題を早め早めに潰すことができる
  • ヘッドクオーター的な拠点がなく意思決定もリモートワークの方法論で行える

このあたりの機微をきちんと理解して、オフィスができてもリモートワークを活用していきたいなー、と 考えている。

そんなAlpacaですが、新しい丸の内オフィスで働いてくれるメンバー、特にデザイナーを大募集していますので、 興味ありましたら、ぜひご応募ください!

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